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頬骨 痛いとき 原因は根管の化膿や鼻など

根管治療副鼻腔炎

頬骨 痛いとき 目次

医)アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック 理事長 亀田浩司 ご案内の画像

頬骨が痛いとき、
歯の根管の化膿や鼻をチェックしましょう。

症状
頬骨 痛いとき 症状

原因
頬骨 痛いとき 原因
頬骨弓 痛いとき
上顎洞ガン

痛い場所を選んで、ご覧ください

頬骨 押すと痛いとき

頬骨の下 押すと痛いとき
頬骨の下 押すと痛い 片方のとき

目の下 頬骨 押すと痛いとき

頬骨が痛い 歯も痛い

顔が痛い 頬骨も痛い
ホホ骨 痛いとき

治療は、ここをご覧ください

治療に行くのは、耳鼻科か、歯医者か
耳鼻科か? 歯医者か?

治療
顔が痛い 頬骨も痛い 耳鼻科の治療 歯医者の治療
噛むと  頬骨が痛い とき 治療


なりやすい人 なりにくい人

歯性上顎洞炎に なりやすい人 なりにくい人

予防
歯性上顎洞炎の予防

その他
慢性上顎洞炎が、偶然、発見されるとき
副鼻腔炎のレントゲン撮影は、CTのある医院で


頬骨 痛いとき 症状

頬骨_痛い時_頬骨の位置

頬骨_痛い時_頬骨の位置

赤い部分が、頬骨です。

頬骨が痛い他に、
目、鼻、歯、頭などの症状です。

頬骨が痛い
  • 頬骨が痛い
  • 顔が痛い 頬骨も痛い
目が痛い
  • 目の下の 頬骨が痛い 押すと痛い
  • 目の奥と 頬骨が痛い
  • 目と 頬骨も痛い
  • 涙が出る
鼻水 鼻づまり
  • 鼻づまりと 頬骨が痛い
  • 鼻水と 頬骨が痛い
  • 臭いが分からない
  • せき 痰が出る
歯痛
  • 歯が痛いし 頬骨も痛い
  • 噛むと痛い 頬骨も痛い
頭痛
  • 頭痛 頬骨も痛い
  • 頭が重い、
  • 集中力がない

などです。

左右によって、多い少ないは、
ないようです。

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頬骨 痛いとき 原因

頬骨が痛い時の原因

上顎洞炎が、多いかもしれません。

上顎洞という、副鼻腔の炎症です。

原因として可能性のあるもの
  • 上顎洞炎
  • 三叉神経痛
  • 上顎洞がん
  • 骨折
  • 顎関節症など

一般的には、
上の様な可能性があるでしょう。

場所的な要素
頬骨_痛い時_頬骨の高さの水平線

頬骨_痛い時_頬骨の高さの水平線

上のラインで、顔を輪切りにすると。

頬骨_痛い時_頬骨と上顎洞

頬骨_痛い時_頬骨と上顎洞

CT像は、こうなります。

頬骨の裏には、
上顎洞という空洞(副鼻腔)があります。

頬骨が痛い事は、
上顎洞炎(副鼻腔炎)と、
関係が近いと言えます。

頻度的な要素
  • 顎関節症、 10万人当たり約1,500人
  • 副鼻腔炎、 10万人当たり約1,000人
  • 三叉神経痛、10万人当たり約4-5人
  • 上顎洞がん、10万人当たり約1.6人
  • 頬骨・頬骨弓骨折は、顔面骨折の約30%

と言われています。

顎関節症の症状は、

  • あごが痛い(顎関節、咀嚼筋が痛い)
  • 口が開かない(開口障害)
  • あごを動かすと音がする(顎関節雑音)

ですから、頬骨とは少し離れます。

頻度から見ても、
頬骨が痛い事に、最も関係が近いのは、
上顎洞炎(副鼻腔炎)かもしれません。

ここに、歯から来る上顎洞炎として、
歯医者の治療が関係している事が、
案外多いのです。

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頬骨弓 痛いとき

頬骨弓 骨折
頬骨_痛い時_下から見た頬骨弓

頬骨_痛い時_下から見た頬骨弓

頬骨には、頬骨弓という骨が細い場所があり、
骨折しやすい場所です。

頬骨_痛い時_頬骨弓骨折イメージ

頬骨_痛い時_頬骨弓骨折イメージ

上図は、
頬骨弓骨折のイメージです。

外から力がかかる事が多いですから、
内側に骨折する事が多いでしょう。

もちろん、頬骨弓が痛いでしょう。

顎関節症
頬骨弓が痛いとき_顎関節症

頬骨弓が痛いとき_顎関節症

緑矢印は、頬骨弓。

赤矢印は、噛む筋肉(咬筋)。

頬骨弓の下縁に、咬筋が付着しています。

顎関節症で、
咬筋に痛みがあるとき、
頬骨弓付近を押さえたら、
痛みがある事があります。

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上顎洞ガン

全ガン中では、
比較的、まれなガンだそうです。

症状が出にくく、
ガンが見える様になって発見される事も多いそうです。

当院で発見されたことはありませんでした。

副鼻腔炎が少なくなって、
上顎洞ガンは少なくなったと、
書かれている先生もおられる様ですから、
上顎洞炎にならない様、
気をつけたいものです。

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頬骨 押すと痛いとき

頬骨 押すと痛い 左右両方

頬骨 押すと痛い 左右両方

頬骨を押すと痛いのは、(赤矢印)
炎症がある上顎洞(赤丸)の
上顎洞の壁(前壁)を
押しているからです。

頬骨を押すと痛いとか、
頬骨を触ると痛くなります。

上図では、
上顎洞前壁の骨の厚みは、
0.9mmから1.2mmです。

炎症は、壁を通り越して、
表の皮膚まで痛くなります。

左右の頬骨が痛い

両方の頬骨が痛い時は、
鼻が原因の可能性が高くなります。

風邪、アレルギー性鼻炎など。
左右両側性に起ることが多いでしょう。

左右の頬骨が痛いときは、
歯が原因の可能性は低い
と思われます。

左右の歯が同時に、
上顎洞に炎症を起こす確率は低い
からです。

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頬骨の下 押すと痛いとき

頬骨の下押すと痛い時_左右

頬骨の下押すと痛い時_左右

頬骨の下を押すと痛い場合は、

  • 上顎洞側壁を押す、
  • 上の歯の根の付近を押す

事になります。

原因は、

  • 上顎洞の炎症
  • 歯の炎症(歯周病 根の先の化膿)

が考えられるでしょう。

左右両方の頬骨が痛い時は、

  • 風邪
  • 鼻炎
  • アレルギー

などの原因が多いでしょう。

歯が原因の時は、
同時に、左右両方の歯が
化膿する事は少ないと思われます。

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頬骨の下 押すと痛い 片方のとき

頬骨の下 押すと痛い 片方のとき

頬骨の下 押すと痛い 片方のとき

片方の頬骨が痛い時は、
鼻や歯からくる経路が考えられ、
歯の可能性が高くなるでしょう。

原因は、

  • 大きな虫歯の奥歯が、化膿した。
  • 失敗した根管治療の奥歯が、化膿した。
  • 奥歯を抜いた穴(抜歯窩)が、上顎洞とつながった。
  • 奥歯のインプラントが、化膿した。

など上顎洞に菌が入った場合と思われます。

これらを、
歯性上顎洞炎といいます。

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目の下 頬骨 押すと痛いとき

目の下 頬骨 押すと痛いとき_断面の方向

目の下 頬骨 押すと痛いとき_断面の方向

上図の様に、
目の瞳から後頭部に向けて、
断面を作ってみます。

目の下 頬骨 押すと痛いとき

目の下 頬骨 押すと痛いとき

目の下の頬骨を押す(赤矢印)とき、
頬骨の裏に、上顎洞があります。

上顎洞に炎症(赤丸)があると、
目の下の頬骨が痛みます。

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頬骨が痛い 歯も痛い

頬骨が痛い 歯も痛いとき

頬骨が痛い 歯も痛いとき

頬骨が痛い+歯が痛い時は、
歯からくる歯性上顎洞炎もあるし、
鼻からくる上顎洞炎で歯が痛い
事もあります

症状は、

  • 頬骨と歯が痛い
  • 頬骨を押すと痛い 歯も痛い
  • 虫歯と、頬骨が痛い
  • 歯痛+頬骨痛い
  • 頬骨が痛い+歯茎も痛い
  • 頬骨と奥歯が痛い
  • 噛むと頬骨が痛い

などです。

歯からくる歯性上顎洞炎の原因は、
頬骨の下 押すと痛い 片方のとき
でも書いた通り、

  • 虫歯がひどい
  • 根管が化膿した
  • 歯周病がひどい
  • 抜歯時の偶発症
  • インプラントの炎症

等が考えられます。

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顔が痛い 頬骨も痛いとき

顔が痛い 頬骨も痛いとき

顔が痛い 頬骨も痛いとき

頬骨を中心に、顔が痛い時、
急性上顎洞炎の可能性が高いでしょう。

主に上顎洞の炎症がひどく、
上顎洞周囲に炎症が波及していると思われます。

急性上顎洞炎の症状

症状はひどく、
頬骨、顔の半分がひどく痛い。
黄色い鼻水がでます。
熱も出ます。

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ホホ骨 痛いとき

ホホ骨 痛いとき_ホホ骨の位置

ホホ骨 痛いとき_ホホ骨の位置

「ホホ骨」が痛い時、
目の下の、ホホのとび出た部分、
が痛い事になります。

頬骨_痛い時_いわゆるホホ骨頬骨_痛い時_いわゆるホホ骨

正確には、
上顎骨と頬骨の接合部付近です。

ですから、
今回は、ホホ骨が痛いという時、
正確な「頬骨」ではなくて、
一般的な「ホホ骨」=「頬骨付近」が痛いとしています。

また、同じ読みで、
胸骨(きょうこつ)もあります。
胸の骨ですから、ここでは、扱いません。

頬骨_痛い時_上顎洞の形

頬骨_痛い時_上顎洞の形

上図の赤い所、
頬骨(ホホ骨)の内側は、
空洞で、上顎洞です。

ホホ骨が痛いときは、
上顎洞炎があるという事です。

顔が痛い 頬骨も痛い 耳鼻科の治療 歯医者の治療 ➡
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耳鼻科か? 歯医者か?

左右の頬骨が痛い ときは 耳鼻科的原因が多い
左右の頬骨 痛いときは 耳鼻科

左右の頬骨 痛いときは 耳鼻科

左右の頬骨が痛い時は、
左右の上顎洞炎の可能性が高いでしょうから、
耳鼻科をご受診ください。

片方の頬骨が痛い ときは 耳鼻科か 歯医者
頬骨 痛い 片方のときは 耳鼻科か 歯医者 2

頬骨 痛い 片方のときは 耳鼻科か 歯医者 2

片方の頬骨が痛い時は、
歯が原因
鼻が原因
の2つがあります。

  • 以前、歯が痛い事があった
  • 上の奥歯に神経を抜いた歯がある
  • 虫歯の治療時に、虫歯が深いと言われた
  • 頬骨と歯が痛い

などの時は、
歯が原因の可能性が高まります。

頬骨 痛い 片方のときは 耳鼻科か 歯医者 1

頬骨 痛い 片方のときは 耳鼻科か 歯医者 1

鼻が原因でも、
片方の頬骨だけが痛くなる事はあります。

私は、
風邪をひくと、
片方の頬骨が痛くなることが良くありました。
風邪が原因の、片方の上顎洞炎でした。

  • 鼻が悪い
  • 風邪をひいている
  • 以前、歯が痛い事があった
  • 上の奥歯に神経を抜いた歯がある
  • 虫歯の治療時に、虫歯が深いと言われた
  • 根管が化膿する可能性がある(神経が死ぬ)
  • 頬骨と歯が痛い

などを参考に、
耳鼻科か、歯医者か、受診ください。

顔が痛い 頬骨も痛い 耳鼻科の治療 歯医者の治療 ➡
噛むと  頬骨が痛い とき 治療 ➡


顔が痛い 頬骨も痛い 耳鼻科の治療 歯医者の治療

耳鼻科的治療

鼻炎、アレルギーなど、
耳鼻科の疾患は、
耳鼻科で治療をお願いします。

上顎洞の蓄膿症の保存療法では、
上顎洞 自然孔を通して、
排出を促進。

または、
上顎洞下部に、
鼻腔への交通路(対孔)を作り、
蓄膿を排出。

顔が痛い 頬骨も痛い とき 耳鼻科治療 上顎洞正面観自然孔 正面観

顔が痛い 頬骨も痛い とき 耳鼻科治療 上顎洞正面観自然孔 正面観

上は、上顎洞 自然孔という
上顎洞と、鼻腔との、
交通部分です。

通常、
上顎洞の膿は、
上顎洞粘膜の繊毛により、
自然孔(赤矢印)から排出されます。

顔が痛い 頬骨も痛い とき 耳鼻科治療 上顎洞正面観自然孔 側面観

顔が痛い 頬骨も痛い とき 耳鼻科治療 上顎洞正面観自然孔 側面観

上は、上顎洞 自然孔の側面観です。
上顎洞の上の方にある事が分かります。

顔が痛い 頬骨も痛い時の 歯医者の治療

頬骨 痛いとき 歯性上顎洞炎の治療

顔も頬骨も痛い 急性歯性上顎洞炎が、
起こる前の状態です。

上は、初診時の左 慢性上顎洞炎です。
粘膜が厚くなっている(粘膜の肥厚)
がありますが、無症状です。

頬骨 痛いとき 急性上顎洞炎の治療

頬骨 痛いとき 急性上顎洞炎の治療

慢性上顎洞炎が、突然、急性化し、
顔が痛いし、頬骨も痛いほどの
急性上顎洞炎がおきました。

緑矢印 正常な上顎洞

黄矢印 膿がたまっている上顎洞

赤矢印 原因になった歯根
(上顎洞の底の骨が、溶けています)

仕事も休まれました。

頬骨 痛いとき 急性上顎洞炎の治療 根管治療 CTで根管長測定1

頬骨 痛いとき 急性上顎洞炎の治療 根管治療 CTで根管長測定1

根管治療の前に、CTで根管長測定します。
18.6mm。
横から見た歯です。

頬骨 痛いとき 急性上顎洞炎の治療 根管治療 CTで根管長測定2

頬骨 痛いとき 急性上顎洞炎の治療 根管治療 CTで根管長測定2

後から見た歯です。
根管長は、18.9mです。

顔が痛い 頬骨も痛い とき 治療 根管治療

顔が痛い 頬骨も痛い とき 治療 根管治療

上で根管長測定した長さで、
根管を掃除します。

できれば、
歯の内部から、上顎洞まで、
開通させます。

顔が痛い 頬骨も痛い とき 根管治療 排膿

顔が痛い 頬骨も痛い とき 根管治療 排膿

上顎洞内の膿は、
歯の内部から、膿を吸い出すこともできます。

この様に、根管治療し、
顔や頬骨が痛い事もなくなりました。

今回の急性上顎洞炎の原因は、
大きな虫歯治療の後、
神経が死んで、根管が化膿したためでした。

  • 歯根の根管治療
  • 原因歯の抜歯
  • 歯周病の治療

などの治療が行われます。

顔が痛い 頬骨も痛い 耳鼻科の治療 歯医者の治療 ➡
噛むと  頬骨が痛い とき 治療 ➡


噛むと 頬骨が痛い とき 治療

慢性上顎洞炎_膿が吸引できた例_治療前

慢性上顎洞炎_膿が吸引できた例_治療前

慢性上顎洞炎です。
慢性ですから、
症状は、噛むと頬骨あたりが痛い感じがする程度です。

大きな虫歯のため、
無症状で、歯の神経が死んで、
歯根の先に化膿ができた例です。

慢性上顎洞炎_膿が吸引できた例_治療後
慢性上顎洞炎_膿が吸引できた例_治療後

根管治療をして、
歯は残せました。

根の先にたまった化膿が吸引され、
黒い空洞として、写っています。

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噛むと  頬骨が痛い とき 治療 ➡


歯性上顎洞炎に なりやすい人 なりにくい人

歯性上顎洞炎になりやすい人

歯根と、上顎洞が近い人です。

歯性上顎洞炎になりやすい人

歯性上顎洞炎になりやすい人

上は、上顎洞内に、
大臼歯の歯根が
飛び出しています。

もし、この根が化膿すると、
上顎洞に炎症が波及しやすいでしょう。

この様な方は、
歯性上顎洞炎になりやすいと思われます。

歯性上顎洞炎になりにくい人

歯性上顎洞炎になりにくい人

歯性上顎洞炎になりにくい人

上は、上の大臼歯の歯根と、
上顎洞の距離がある方です。

もし、歯根が化膿しても、
炎症は、上顎洞へは、波及しにくいでしょう。

この様な方は、
歯性上顎洞炎には、なりにくいと思われます。


歯性上顎洞炎の予防

歯性上顎洞炎の予防

歯性上顎洞炎の予防

上の奥歯は、上顎洞に近い

上図の様に、
上顎大臼歯の根は、
上顎洞の中に飛び出している
事が良くあります。

特に、
上顎大臼歯、
上6番、7番の歯です。

ですから、
上顎大臼歯の根の化膿は、
上顎洞に広がりやすい
と言えるでしょう。

予防策としては、
  • 日頃、歯のクリーニング、メンテナンスに行く
  • 虫歯にならない
  • 歯の神経を抜く事にならない
  • 歯周病にならない
  • 治療は、精密な治療をする

などでしょう。

特に、
虫歯の治療は、きちんとしたい。

できれば、
自由診療(保険外診療)専門の歯医者で、
できるだけ、精密な治療を
受けるのが良いと思います。

  • マイクロスコープ
  • ラバーダム
  • 1回2時間以上の治療時間

この3拍子がそろった歯医者で治療なさる事を、
お勧めします。

上の奥歯の治療が難しいわけ
  • 単に、奥なので見えにくい
  • 上の奥歯は、後ろ側に傾いているので、余計に見えにくい
  • だから、器具も入りにくい、操作しにくい
  • 近くの頬に唾液腺開口部があり、唾液で湿りやすい
  • 歯根が曲がっていて、根管治療が難しい
  • 第4根管という見えにくい根管がある

などのため、
とても治療しにくく、
後々、
トラブルになりやすい歯です。

歯の神経を抜く時

最低でも、ラバーダムをする歯医者で行いましょう。

上6番7番の神経の治療は、とても難しいため

できれば、
自由診療(保険外診療)専門、根管治療専門などの
歯医者で行うのが良いのではないでしょうか。

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慢性上顎洞炎が、偶然、発見されるとき

上顎洞_粘液水腫

上顎洞_粘液水腫

慢性上顎洞炎は、症状が少ないため、
CT撮影時などに、
偶然、発見されます。

レントゲン撮影時に、
上顎洞内に水ぶくれ(粘液水腫)
として、見られます。

粘液水腫

粘液水腫は、
耳鼻科に紹介しても、
処置は必要ないとの事で、
観察というか、放置になります。

慢性根尖性歯周炎

神経を抜いた歯の根が、
慢性的に化膿しているものです。

根管治療の失敗と言えるでしょう。

見かけは、
粘液水腫に似ています。

CT撮影したら、
上の奥歯(上顎大臼歯)の、
一番奥と、奥から2番目
(7番、第二大臼歯と、6番、第一大臼歯)
を、特に観察します。

  • 根の先の骨が溶けている
  • 根の先の連続した骨が、途切れている

と、要注意です。

これは、
炎症が進んでいるレントゲン像ですから、
いつ急性化して
頬骨が痛くなってもおかしくありません。

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副鼻腔炎のレントゲン撮影は、CTのある医院で

1、レントゲンはCT撮影がよい
上顎洞_粘液水腫

上顎洞_粘液水腫

CTのレントゲン画像です。
● 副鼻腔の中に、丸い粘液水腫があります。

● 副鼻腔の粘液水腫は、粘膜の肥厚か、粘膜の下に水が溜まっているのかは、分かりません。

● 白くなり、水か粘膜である事がわかります。
真っ白というほどではありません。

● 副鼻腔炎なしの場合は、レントゲン画像は黒くなり、空気が入っているのがわかります。

2、デンタルレントゲン
上顎洞炎撮影のレントゲン_デンタル

上顎洞炎撮影のレントゲン_デンタル

歯科で撮影する
普通のデンタルというレントゲンです。

上のCT画像と、同じ場所ですが、
粘液水腫は、非常に分かりにくいです。

レントゲンでも異常なしと言われるでしょう。

3、パントモレントゲン
上顎洞炎撮影のレントゲン_パントモ

上顎洞炎撮影のレントゲン_パントモ

CTから再構成した
パントモレントゲン像です。

副鼻腔炎がわかるほどでは、ありません。

パントモ専用機は、鮮明に写りますが、
CTから再構成したパントモ像は、
そこまで鮮明ではありません。

パントモ専用機は、
CTがある今では旧式で
もう売ってないかもしれません。

4、ウォーターズビュー

こういう撮影法がありますが、
上顎洞に水が溜まっているか、
分かるだけです。
CTがあると不要です。

一番よく分かるのはCT

副鼻腔炎は、
CT撮影が一番よく分かります。

どの歯の、
どの歯根が原因か、
その歯根の長さは何ミリか、
などが分かります。

歯性上顎洞炎の時は、最低でも、CTのある歯医者さんで、治療してください。

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こちらもご覧ください

副鼻腔炎で、鼻うがいをしたいとき 詳しい説明 →

頬骨が痛い時は、上顎洞炎(副鼻腔炎)の可能性が高い →

一番奥の歯は、上顎洞炎に関係している事が多い 抜いたときの、次善の方法 →

歯が原因の上顎洞炎(副鼻腔炎)の歯根治療は、こうする →

この記事を書いた人亀田浩司

医)アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック 理事長

自由診療専門歴約20年の歯科医。

矯正をして、自分が変わりたいと思っている人のサポートをしたいと思っている。

長崎大学歯学部卒業、広島大学歯学部付属病院をへて、アルパーク歯科開業。
より良い治療のため、自由診療専門に変更し、歯科医5人まで拡大。

その後、個人を大切にする内容に変え、現在、患者数1日2人にしている。

一般的な歯科治療に満足できない患者さんが来院している。

一般歯科の目標 「あなたもできる20年虫歯なし」
矯正歯科の目標 「歯並びも、人生も、良くなる矯正」

0825011117

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