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歯根治療とは、歯根治療が痛いとき

根管治療

歯根治療のイラスト(根管拡大、洗浄)

歯根治療のイラスト(根管拡大、洗浄)

歯根治療とは、歯根治療が痛いとき、原因と対処法。

目次

歯根治療とは
歯根治療が痛い例
歯根治療が痛い原因

歯根治療が痛い例

例1 麻酔なしで痛い
例2 麻酔したのに痛い
例3 髄腔内麻酔が激痛

例4 神経を抜いたら痛い

参考 リーマーとは
例5 歯根治療中に痛い 歯根治療中にリーマーが痛い

例6 歯根治療後に痛い
例7 歯根治療後、仮蓋をすると痛い
例8 歯根治療後、噛むと痛い
例9 歯根治療後、押すと痛い

例10 歯根治療の最後の薬が、痛い
例11 歯の神経に薬を詰めると、痛い

歯根治療が痛い原因

原因1 腫れて痛い歯に治療をせざるを得なかった
原因2 細菌感染から化膿を起こした
原因3 歯根外の組織を傷つけた
原因4 歯根外の組織を腐食した
原因5 歯根外の組織を圧迫した
原因6 浮いている歯に当たった

質問

歯根治療では何をしているのですか?
根管治療の自費はいくらくらいしますか?
根管治療した歯は何年くらい持ちますか?
根管治療は痛みますか?

その他

歯根治療のメリット
歯根治療の成功率
歯根治療のデメリット

歯根治療の歯医者さんの選び方

歯根治療の免疫力を高める方法


歯根治療とは

歯根治療のイラスト(根管拡大、洗浄、充填、レジン充填)

歯根治療のイラスト(根管拡大、洗浄、充填、レジン充填)

1-3が歯根治療(根管治療)
  1. 歯根内の、神経・詰めた薬を取る
  2. 歯根内を、洗浄、消毒する
  3. 歯根内を、隙間なく詰める
  4. 歯に冠をかぶせる、穴を詰める

歯根治療は、すごくシンプルですが、痛い事が多いらしいのです。
(4は、穴を詰める、冠をかぶせる(歯冠修復)といいます。)

歯根治療の目指すもの

歯根治療は、主に、細菌が神経まで及んだときの治療で、
根管を無菌状態に保ち、神経のない歯でも残すものです。

歯根治療の2つのタイプ
  1. 歯の神経を抜くとき
  2. 以前、神経を抜いた歯の、再治療

です。

1は、「虫歯で神経を抜く」事が多く、「麻酔抜髄」と呼ばれます。

2は、「神経がない歯」が、違和感がある、痛い、歯茎にできものができた、歯茎から膿が出る

などがあり、歯根治療は、正しくは「感染根管治療、根管治療」などと呼ばれます。


歯根治療が痛い例

  • 歯根治療後に痛い
  • 麻酔なしで痛い
  • 麻酔したのに痛い
  • 麻酔が痛い
  • 神経を抜いたら痛い
  • 腫れた歯の治療が痛い 腫れて痛い歯に治療をせざるを得なかった
  • 歯根治療中に痛い 歯根治療中にリーマーが痛い
  • 歯根治療後、仮蓋をすると痛い
  • 歯根治療後、噛むと痛い
  • 歯根治療後、押すと痛い
  • 神経を抜いた後、痛い
  • 歯根治療の最後の薬が、痛い
  • 歯の神経に薬を詰めると、痛い

以上の事が、歯根治療が痛い治療中の出来事として、あげられるかもしれません。


歯根治療が痛い原因

以下は、主な原因です。

  • 神経が痛い
  • 細菌感染から炎症を起こした
  • 歯根外の組織を傷つけた
  • 歯根外の組織を腐食した
  • 歯根外の組織を圧迫した
  • 浮いている歯に当たった
  • 腫れて痛い歯に治療をせざるを得なかった

などが、歯根治療が痛い原因として考えられるでしょう。

ここでは触れない歯根のトラブル

以下のトラブルは、ここでは触れません。

  • 歯周病 (歯周病治療)
  • 歯の付け根がしみる (知覚過敏治療)
  • 歯根の虫歯 (虫歯治療)
  • 歯根が割れた、ひびが入った

例1 麻酔なしで痛い

対策
  • 麻酔してもらえますか?と聞いてみるか、
  • 麻酔してくれる歯医者さんを見つける

のが良いかもしれません。

原因

歯根治療(神経を抜いた歯の治療)は、麻酔をしない歯医者さんも多いようです。
理由は、「神経がないから痛いはずはない」です。

歯根治療中に痛い

で述べるように、

  • 残っている神経に触る
  • 歯根の先の組織に、リーマー(ファイル)が触れる

などがあれば、痛いです。


例2 麻酔したのに痛い

対策

特に、歯の神経を抜く時は、
浸潤麻酔だけでなく、伝達麻酔、歯根膜麻酔を併用して、
痛くない配慮をする必要がありますね。

原因

歯の治療は、普通は、浸潤麻酔をすれば、痛くなく歯を削る事ができます。
だから、歯の神経を抜く、歯根治療も、
浸潤麻酔で痛くなくできるはずなんです。

ところが、歯の神経に触接触ると、痛い事があるのです。
上の対策をする必要があります。


例3 髄腔内麻酔が激痛

髄腔内麻酔とは

髄腔内麻酔は、どんなときにするかというと、歯の神経を抜く時(抜髄)だけに使う麻酔方法です。
針を刺した大人の神経は、元に戻りません。
神経を抜くことが前提です。
歯の表面から歯の神経まで穴をあけた後、器具の操作時に痛いときに、
神経に直接針を刺し、麻酔液を入れます。

  1. 麻酔が効いていない時にする
  2. 麻酔の効きを確実にするために追加する

という場合があるでしょう。

1,では、髄腔内麻酔は、どんな痛みかというと、激痛です。

抜髄をしようとして、リーマー(ファイル)を入れると痛い。
浸潤麻酔や、歯根膜麻酔、伝達麻酔などで、歯の神経が麻酔されていないからです。
麻酔が効いていない神経に、針を刺すと、激痛ですよね。

できれば、歯根治療で髄腔内麻酔はしたくない麻酔です。

歯医者さんも、髄腔内麻酔は激痛という事を知っているから、しないで済めばいいなと思っていると思います。

2,では、髄腔内麻酔をしても、歯根治療は痛くないでしょう。

浸潤麻酔や、歯根膜麻酔、伝達麻酔などで、歯の神経が麻酔された状態です。
麻酔の効果を確実にするために、念のため、歯の神経に麻酔を追加しているからです。

対策

髄腔内麻酔をしなくていいように、浸潤麻酔や伝達麻酔をして、それでも歯根治療が痛いときは、歯根膜麻酔を効かせることでしょう。

原因

歯の神経は、触ると激痛を感じます。
神経を抜く時、麻酔が効いていないと、当然、激痛になります。

浸潤麻酔(普通の歯医者の麻酔)は、歯の虫歯治療はできても、神経を抜く時は痛い事があるようです。
不思議ですね。
伝達麻酔、歯根膜麻酔などを追加して、歯の神経が確実に麻酔されるように工夫が必要と思われます。

 


例4 神経を抜いたら痛い

対策

●麻酔は良く効かせましょう。

麻酔が効いてないのに、神経を抜くと激痛です。

特に、下の奥歯(大臼歯)は、麻酔が効きにくい場所です。
普通の麻酔(浸潤麻酔)が効かないときは、伝達麻酔か、歯根膜麻酔に切り替えるか、
最初から、伝達麻酔か、歯根膜麻酔をしてもらうといいでしょう。

●根の長さの測定には、電気的根管長測定器やCTをつかう

神経を抜いたら痛いのは、歯根の長さの測定が短く、神経が残っているからです。

原因

神経を抜く、歯根治療が痛いのは、

  • 麻酔が効いてないのに、神経を抜く(激痛です) 麻酔したのに痛い をご覧ください
  • 神経が残っている
  • 神経が根の外に押し出され、残った
  • 炎症が強いときは、麻酔が効きにくくなる

などが挙げられるでしょう。

神経が残っている

残髄と言います。

歯根の中の神経が、根の先まで取れると、良い歯根治療です。

歯の神経を抜く方法は、

  • ファイルという器具で取る
  • 次亜塩素酸ナトリウムで溶かす

などがあります。

根の全長にわたり、神経を抜くためには、
根の長さを正確に知る必要があります。

  • 電気的根管長測定
  • 術前のレントゲン
  • リーマーを歯に入れたレントゲン
  • 指の感覚

などの方法で、根の長さを測ります。

歯根の長さを簡易的に知る方法として、術前のレントゲンで読み取る方法があります。
曲がっている歯根は、真っすぐな歯根に比べて、短く推測され、神経が残ることになります。

電気的根管長測定器やCTをつかうと、割と正確に歯根長を知ることができます。

適正な方法で、歯根長の測定をしてくれる歯医者さんを選びましょう。

ファイルを入れた長さが、

  • 短ければ、残髄。
  • 長ければ、歯根外の組織の損傷

となり、歯根治療後に痛みが出る可能性が高くなるでしょう。

神経が根の外に押し出され、残った

可能性としては考えられますが、実際は、どうなっているか分かりません。

残髄と同じと、考える事ができます。


参考 リーマーとは

細い歯根管を、太くするのに役立ちます。

歯根内に入れる、細い針金で、リーマーと言われることが多いです。
ステンレスの三角の針金を捻って作ってあります。
歯根治療には必須でした。

今は、Kファイルを使うのが一般的ですが、
リーマーと慣習的に言われているのでしょう。

Kファイルは、

時計方向に回すと、
深く進む。

引き抜くと、
歯根管に食い込んだ部分が削れる。

上下に動かすと、
ファイルの横のギザギザで、根管が削れる。

歯根内が削れ、細い根管が太くなると、
歯根治療時に必須な消毒や、根管充填などの器具が入りやすくなります


例5 歯根治療中に痛い 歯根治療中にリーマーが痛い

  • 麻酔をしていない
  • 残っている神経に触った
  • リーマー(ファイル)などで、歯根外の組織を傷つけた
  • 歯根外の組織を圧迫した

などが考えられます

歯根治療中にリーマーが痛い

特にリーマー(ファイル)が痛いと感じる時は、
リーマーを上下にシュッシュッと早く動かしている時ではないでしょうか

リーマーを上下動させているとき、歯根の先の組織をリーマーの先で刺しているかもしれません。
歯根外の組織を傷つけた をごらんください。


例6 歯根治療後に痛い

  • 麻酔が切れた
  • 神経が痛い
  • 細菌感染から化膿を起こした
  • 歯根外の組織を傷つけた
  • 歯根外の組織を腐食した
  • 歯根外の組織を圧迫した
  • 浮いている歯に当たった
  • 腫れて痛い歯に過剰な治療をした

などが起こっている可能性があります。

麻酔をして歯根治療をしていて、麻酔が切れたときに痛いなら、治療中に痛みが出ることがあったのではないでしょうか?
上の様な原因が考えられるかもしれません。

具体的には、

  1. リーマー(ファイル)などで、歯根外の組織を傷つけた
  2. 器具の操作で、細菌を根の外に押し出した

などが多いかもしれません。


例7 歯根治療後、仮蓋をすると痛い

対策

  • 仮蓋をしたら痛いときは、仮蓋を外すと痛くなるなるかもしれません。
  • 消炎も必要かもしれません。

原因

  • 仮蓋で、炎症の圧力が抜けず、内圧が高まり痛くなった。
  • 仮蓋が、反対側の歯と当たり、痛い

などでしょう。

腫れて痛い歯に歯根治療をせざるを得なかった

浮いている歯に当たった

をご覧ください。


例8 歯根治療後、噛むと痛い

対策

  • 痛い歯を、噛みあう歯と当たらないように、口を閉じない
  • 仮歯や仮蓋があれば外す
  • 歯を削って、噛みあう歯と当たらないようにする

などができるでしょう。

原因

歯根の先の組織に、炎症・膿が残っている可能性があります。

  • 細菌感染から化膿を起こした
  • 歯根外の組織を傷つけた
  • 歯根外の組織を腐食した
  • 歯根外の組織を圧迫した

などをご覧ください


例9 歯根治療後、押すと痛い

対策

患部を安静にしてあげましょう。
歯根治療後は、歯を触らないのが一番です。

たとえば、切り傷。
切った断面をひっつけて、動かないようにしないと、くっつきません。
切断面を動かすと、引っ付くものも、ひっつきません。

原因

歯根の先の組織に、炎症・膿が残っている可能性があります。

  • 細菌感染から化膿を起こした
  • 歯根外の組織を傷つけた
  • 歯根外の組織を腐食した
  • 歯根外の組織を圧迫した

などもご覧ください。
原因ごとに、詳しめに書きました。


例10 歯根治療の最後の薬が、痛い

原因

歯根治療の最後の薬とは、根管充填剤のことです。
歯根内を緊密に充填する、ペーストやゴム系の薬です。
その薬が痛いとは、詰める時に押さえるから、歯根の先からはみ出した根管充填剤が、歯根の外の組織を圧迫して、痛みがでるのでしょう。

対策

痛い事が多いという根管充填の方法もあるらしいです。
歯医者さんは、それを知っているなら、根管充填の時は、麻酔をした方がいいのかもしれません。

歯根治療で麻酔をしない歯医者さんが多いのは、
歯根治療では、歯の神経がないから痛くないという思い込みがあるからでしょう。

技術的には、
アピカルストップという、根の先の構造を作るという基本形を壊さないことでしょう。

歯の根管は、0.2-0.6mmなどの直径の管状に整えます。
そして、根の先だけ、元の根尖孔(根の先の小さい穴)を大きく広げ過ぎないようにします。
すると、広い根管から、根の先で急に細くなることになり、根管充填剤は、そこで止まるという理屈です。

結局

そういう技術的なことと、痛くない様に麻酔をするなど、患者さんへの配慮などの要素に気を配れる歯医者さんに巡り合うことでしょう。

原因5 歯根外の組織を圧迫した

もご覧ください


例11 歯の神経に薬を詰めると、痛い

歯の神経に詰める薬とは、ペースト状の水酸化カルシウム製剤でしょう。

原因5 歯根外の組織を圧迫した

をご覧ください


原因1 腫れて痛い歯に治療をせざるを得なかった

腫れているときに歯を触ると、痛いですよねー。
根尖性歯周炎、顎骨骨髄炎という状態です。
この時期は、歯はあまり触らない方がいいでしょう。

原因
  1. 大きな虫歯などから、細菌が歯根間内に入り、化膿を作った
  2. 死んだ神経が残っていて、細菌が繁殖した
  3. 歯根管の洗浄消毒が不十分で、細菌が残っていた
  4. 根に詰めていた薬に、リンパ液や血液がしみこみ、死んだ赤血球などが炎症を引き起こした
  5. 細菌が繁殖する場所が歯根管内にあり、持続的な軽い炎症が続いていて(慢性根尖性歯周炎)、体調の変化で増悪した(急性根尖性歯周炎)

などが考えられるのではないでしょうか。

痛みが増える要素
  • 腫れているときは、触るだけでも痛い
  • 麻酔が効きにくい
  • 仮蓋が、化膿や浸出液の排出をさまたげ、圧が高まった

などがあるでしょう。

対処法

強い炎症があるときは、消炎と排膿が優先です。

● 消炎

抗生物質を服用し、炎症を鎮めましょう。

● 排膿(膿を出す)

膿を出せる時期に、腫れを切開し、膿を出します。
これで、楽になるでしょう。
切開前に、麻酔をしますから、痛くない事が多いでしょう。

しない方がいい事

急性期には、抜歯、細かい歯根治療はしない方がいいです。

歯が痛くなくなった後、

  • 歯根治療をして、歯を残す
  • 腫れの原因となっている歯は抜く

などの治療が考えられるでしょう。

● 抜歯しないほうがいい

強い炎症があるときは、
その場で、原因の歯を抜歯しない方が良いようです。
炎症が広がる可能性があるからだそうです。

歯根治療をするときは、
腫れ、炎症がおさまり、
歯を触っても痛くなくなったら、
歯根治療をすれば良いでしょう。

1ー4の回避策

「よい歯科医にかかる」のが最善のトラブル回避策ではないでしょうか?

歯根治療の歯医者さんの選び方

をご覧ください。

4について

「根に詰めていた薬に、リンパ液や血液がしみこみ、死んだ赤血球などが炎症を引き起こした」

顕微治療(マイクロスコープを使った歯根治療)をしていて思ったこと。

歯根治療で、最後に根に詰める薬(根管充填剤)は、3パターンあります。

  1. ペースト+ガッタパーチャポイント
  2. ガッタパーチャポイントだけ
  3. MTMセメントだけ

1、ペースト+ガッタパーチャポイント

一番一般的な方法です。
ドロドロしたペーストを歯根管内に入れ、
ガッタパーチャポイントという樹脂の細い棒を圧入する。
という方法です。

歯根治療のため、根管充填をマイクロスコープで見てみると
4割くらいの感じ(主観)で、汚染(細菌感染)が見られます。
白いペーストが変色していたり、固まっているはずのペーストがドロドロになっていたりします。

根管充填がこんなに汚れているのなら、根の先が化膿するのも不思議ではないと思います。

ペーストがドロドロになる理由

歯根の先端には、小さな穴(根尖孔)が開いていて、歯根外の組織へつながっています。
歯根外の組織は、血管が破れれば出血しますし、常に細胞外液があり、湿っています。
細胞外液は、簡単に言えば、リンパ液です。
この細胞外液が、長い間に、根管充填のペーストにしみこんで、ペーストが変質すると思っています。

ペーストが悪いのではなく、「根尖孔を封鎖できていない」ため、「細胞外液が入ってくる」ことが、問題なのかもしれません。

どんな根管充填をしているかは、行こうとする歯医者さんのホームページを見れば、歯根治療にこだわっているなら、書いてあるでしょう。

2,ガッタパーチャポイントだけ

マイクロスコープでは、ガッタパーチャポイントがピッタリ詰まっているのを、見ることができます。
根管充填そのものには、あまり問題を感じないことが多いです。

では、何が問題かというと、歯根管内の洗浄、拡大、消毒が十分でなく、歯根内に細菌が残ってしまう事が問題と思われます。

3、MTMセメントだけ

MTAセメントだけの根管充填は、あまり見たことがありません。
日本で、MTMを根管充填に使うようになって、日が浅いからでしょうか。

1と2は、レントゲンでは区別が難しいです。

前もって、
この根管充填は、ペーストが使われていますから、細菌感染されている可能性が高いですとか、
この根管充填は、ガッタパーチャポイントだけですから、良好である可能性が高いでしょうとか、
言いにくいです。


原因2 細菌感染から化膿を起こした

  1. 器具の操作で、細菌を根の外に押し出した
  2. 唾液の細菌が根管に入った

などで炎症が起これば、歯根治療後に痛い可能性があります。

1,器具の操作で、細菌を根の外に押し出した

歯根治療は、とにかく、歯根全長にわたり、細菌感染を除去するという事です。
それは、リーマー(ファイル)を通して行います。
その時、リーマーに細菌がついたまま歯根の奥に進めると、細菌が歯根の外に出る事があります。
これは、大きな腫れを生じる事があり、歯根治療後に痛いという事になります。

対策

洗浄・消毒しながら、リーマー(ファイル)を奥に進めるようにします。

2,唾液の細菌が根管に入った

唾液中には細菌がいます。
細菌が、歯や、リーマー(ファイル)、歯医者さんの指についていると、いつの間にか、細菌が歯根内に入ります。
それが、膿を生じ、歯根治療後に痛いということにつながります。

対策

歯根治療前に、ラバーダムを歯に装着し、お口と、歯根内を、ラバーダムで遮断します。
ラバーダムとは、薄いゴムシートです。
こうすると、唾液が歯根内に入ることがなくなります。

化膿がなくなった事はどうやって分かるか?
  • 痛みがへる
  • 腫れが減る
  • 膿が白から透明になる
  • 細菌培養で、細菌の繁殖が見られない

痛みや腫れは、患者さんご自身で、軽減したことが分かるでしょう。

膿が良くなったかどうかは、根管内に出てくる浸出液の色の変化で、確認できます。
白い液体は、膿です。
透明な場合は、化膿がかなり軽減したと言えるでしょう。

細菌培養は、普通は酸素がある状態(好気的)で行われます。
厳密には、酸素がない所に生育する細菌を見つけるには、酸素がない状態(嫌気的)で、細菌培養する必要があります。
歯根治療で普通使われるのは、S培と言われる、好気的細菌培養です。


原因3 歯根外の組織を傷つけた

  1. リーマーで歯根の先の組織を傷つけた
  2. 不要な穴が開き、根の外の組織を傷つけた

などがあれば、歯根治療後に痛い可能性があります。

  • 歯根治療後に痛い
  • 歯を押さえると痛い、
  • 歯を嚙むと痛い

などが起こるかもしれません。

1は、リーマー(Kファイル)を、歯根の奥に入れすぎた時におこります。

リーマーを上下動させたとき、深く入れすぎ、歯根の先の組織に当たった。

根の長さを、実際の長さより長く見積もり、歯根の先の組織をリーマーで刺した。

2は、偶発的な事故のときがあります。未必の事故の場合もあるかもしれません。

●偶発的な事故

歯根内を削る道具で、深く削ってしまったり、削る方向を間違えたりして、根に穴を開ける事があります。

すると、それだけでも、歯根の先の組織は破壊されますし、

ストップがかからず、リーマーで歯根の先の組織を刺す事にもつながります。

修復は、MTMセメントを穴に詰めておくことです。

MTMセメントの外側に、硬組織(セメント質?)の形成を誘導し、偶発事故に対処できる、とても良い方法です。

●未必の事故

ある衛生士さんに聞いたお話です。

そこの歯医者さんは、マイクロ(顕微鏡)は持ってない。

歯根治療をするときに、歯の中を、タービンで無造作に削り、歯に穴が開くことが多い。

歯に薬をつめても(根管充填をしても)、当然、化膿する。

それで、時々、歯が腫れてくる人がいるが、抗生物質のペーストを入れるだけ。

これは、そのやり方でやれば、歯に穴が開く事を知っていて、それでも同じやり方を継続するという、明らかにやる気がない歯医者さんのお話でした。

めったにいないと思います。こんな歯医者さん。


原因4 歯根外の組織を腐食した

  1. 洗浄液が歯根の外に出て、腐食した
  2. 薬のアレルギー(ヨード、根充剤(根に詰める薬))が起こった

などでしょう。

1,洗浄液が、次亜塩素酸ナトリウムですと、激痛が生じます。

次亜塩素酸ナトリウムが、顎骨内に入ったという状態です。

歯根内を洗浄するとき、シリンジに次亜塩素酸ナトリウムをいれ、洗浄針から液を出します。

液を出す圧力が高かったり、洗浄針で歯根管をふさいでいると、液が歯根の外にもれるでしょう。

対策

根管洗浄の圧力を弱くする。

洗浄針を歯根内に食い込ませない。

などが対策でしょう。


原因5 歯根外の組織を圧迫した

  1. 切削片を押し出し、根の外の組織を圧迫した
  2. 消毒の薬、歯根に詰める薬が根の外に出て、組織を圧迫した
  3. 空気が、歯根を通して、歯根外の組織に入った

などがあります。

1は、歯根内を削るとき(拡大)、洗浄が不十分なまま行ったときに発生しやすいです。

削りかすが、歯根内にたまり、リーマー(ファイル)などを入れたときに、押し出され、
歯根外の組織を圧迫して、痛みがある事があります。

対策

よく洗浄しながら、歯根内を拡大するようにします。

2は、根の先に薬を押し出したときに起こります。

「水酸化カルシウム系歯科根管充填材料」という、白いペーストが、問題になるときがあります。
アルカリのため細菌が消毒される。
人体には比較的安全。
昔、主流だったホルマリンの様に、発がん性などない。
というものです。

ペーストが歯根外の組織にもれる事が問題です。
ペーストを歯根内に注入するときは、細いノズルを歯根内に挿入して、ペーストを出します。
この時、ノズルが歯根内にはまり込んでいたり、ペーストを出す圧力が強いと、
歯根外に漏れて、痛みがあったり、知覚麻痺が生じたりします。

対策

  • ノズルを揺らしながら注入する
  • ゆるく注入したペーストを、リーマー(ファイル)で、奥に送る

などすると、過常に押し出すことは避けられるでしょう。

3は、歯根内の水分を、エアで吹き飛ばそうとすることがあります。

歯根の奥を見たいとき。

最後の薬を詰めるため、乾燥させるため。

この時、エアを吹き付ける歯医者さんがいます。

エアの圧力が強ければ、歯根を通して、空気が頬の内側などにたまります。
圧力がかかり、痛みます。

対策

歯根内を乾燥させるとき、細い吸引管で、水分を吸って、乾燥させれば問題ありません。


原因6 浮いている歯に当たった

根の先に炎症があり、歯が浮いていると

  1. 歯を押さえると痛い、
  2. 歯を嚙むと痛い
  3. 仮蓋が、反対の歯に当たると痛い
  4. 噛んだだけで、歯が当たる

などが起こります。

歯が浮いているときには、
噛み合わせると、その歯だけ当たる事があります。
噛むたびに、痛い歯が当たります。

対策は、

  • 仮蓋を嚙み合う歯に当てない
  • 噛み合わせ部分を削り、噛み合う歯と当たらないようにする

などでしょう。


歯根治療では何をしているのですか?

  • 根管の発見と長さの決定
  • 根管の拡大
  • 根管内の消毒
  • 根管を詰める

これらが、歯根治療でしている事です。

汚れを削って掃除する、薬で消毒する事を併用して、根管内を無菌にしていきます。

無菌状態を維持する目的で、根管充填をします。


歯根治療の自費はいくらくらいしますか?

以下は、当院の自費の費用です。
根管治療とコアのセットです。

前歯、167,200円

小臼歯、221,100円

大臼歯、328,900円

大臼歯で難しい場合、382,800円

などです。

これに、セラミッククラウンが必要な場合があります。


歯根治療した歯は何年くらい持ちますか?

10年以上持つことが多いでしょう。

できれば、一度、自費の歯根治療をすると、ずっと持ってほしいです。


歯根治療は痛みますか?

当院では、根管治療も麻酔をしますから、痛くないと思います。

一方、痛みに配慮のない歯医者さんで歯根治療をすると、痛むかもしれません。

神経のない歯だから痛いはずがない
忙しいから、歯根治療に麻酔はできない
という歯医者さんもおられるかもしれません。

以下をご覧ください。

例5 歯根治療中に痛い 歯根治療中にリーマーが痛い

例6 歯根治療後に痛い
例7 歯根治療後、仮蓋をすると痛い
例8 歯根治療後、噛むと痛い
例9 歯根治療後、押すと痛い

例10 歯根治療の最後の薬が、痛い
例11 歯の神経に薬を詰めると、痛い

 


歯根治療のメリット

  • 歯を救うことができ、自分の歯で食事を楽しめます。
  • 痛み・腫れ・化膿がなくなり、快適な生活を取り戻せます。
  • 治療は、1本の歯で済むため、周囲の歯を痛めません。
  • 抜いてインプラントするより、経済的な事が多い様です。

正しい診断で行われると、歯根治療は、歯を残す効果的な方法です。

多くの人々が、自分の歯を守るために利用しています。


歯根治療の成功率

歯根治療の成功率

約85%〜95%と言われています。

が、

奥歯の歯根治療のトラブルで、当院にお越しの方が多いのです。

奥歯は、難しいので、歯医者選びは、お気をつけください。

成功率に影響すること

調査によると、歯根治療の成功率は、以下の事に影響されるとの事です。

  • 正確な診断と適切な治療計画
  • 上の歯の方が、下の歯より成功率が低い
  • 虫歯の方が、外傷より成功率が低い
  • 再治療の方が、初回治療より成功率が低い
  • 崩壊が進行している歯の方が成功率が低い
  • 炎症が大きいほど、低い
  • 根管が狭窄した歯の方が、そうでない歯より低い
  • ラバーダムは、したほうが良い

ラバーダムについては、以下のシステマティックレビュー、メタアナリシスがあるようです。

Rubber dam application improves the quality of root canal treatment: a systematic review and meta-analysis.
著者:de Souza RA, et al.
出版元:Acta Odontologica Scandinavica
発行年:2019年
DOI:10.1080/00016357.2018.1534246


歯根治療のデメリット

  • 歯の状態が悪いときは、治療期間が長引くことがあります。
  • 多少、痛む事があります。
  • 歯の強度が低下することがあります。歯の質が薄くなりやすいし、歯の神経がない歯は割れやすいと言われているためです。
  • 経過観察が必要です。
  • 悪化した場合は、追加の治療が必要になることがあります。
  • 治療の複雑さによっては、費用が高くなることがあります。

これらのデメリットがあるため、信頼できる歯医者さんを選びましょう。


歯根治療の歯医者さんの選び方

●「神経や歯を抜かないといけない」と言われた時

多くの場合、次はインプラントのお薦めがきます。

  • 痛くないのに、「神経を抜かないといけない」
  • 「根がダメだから、抜かないといけない」

と言われた時は、
他の歯科医にセカンドオピニオンを求めてください。

時々、当院にも、他の歯医者で「歯を抜かないといけない」と言われて、
抜きたくないと言う方が、お越しになります。

多くの場合、抜かずに歯根治療で済んでいる、現状があります。

●設備や治療器具の充実度を確認しましょう。

CTラバーダム顕微鏡(マイクロスコープ)は、必須と思います。

より高品質な治療を受けるためには有効です。
肉眼で行う歯根治療は、なるべく避けた方がトラブルを回避できます。

口コミや評価も、参考にしましょう。

治療を受ける前に、口コミや評価をチェックすることも、役に立つかもしれません。
また、近所や知人に聞いてみることも、参考になります。

●清潔な治療室

治療室の清潔さや衛生管理は、治療の成否にも関わるでしょう。

予約状況を確認しましょう。

患者さんが多すぎると、次の治療まで期間が開きすぎたりします。
また、患者さんが少なすぎると、少ない理由があるかもしれません。

コミュニケーションを確認しましょう。

誰だって、人としてよい対応をしてほしいものです。
治療やアフターケアの説明も、上手な方が望ましいでしょう。

治療費について確認しましょう。

保険の歯医者でも、CTは自費とか、歯根治療は自費などある様です。
すると、その歯は、その後の治療も、保険ではできない決まりがある様です。
冠、詰め物も自費になると思います。
それなら、自費専門の歯医者に行った方がいいと思いませんか?

そこもよくご確認ください。

当院は、自費(保険外)専門ですから、すべて自費です。
治療費は事前にお知らせします。


歯根治療の免疫力を高める方法

免疫の低下と過剰

不正確な歯根治療(レントゲン上での根管充填)でも、何十年も無症状なことがあります。
その一方で、
無症状だった昔の歯根治療が、化膿し始めることがあります。
化膿した時は、免疫が弱っていた、免疫が過剰に反応したと、考えることもできます。
免疫力が、弱くても、強すぎてもNG
という抽象的な表現になり、免疫を高めると表現するのが一般的でしょう。

感染しやすい体質を引き起こす原因の例です。

  • 免疫細胞の異常
  • 免疫細胞における伝達信号経路の異常
  • 免疫系の未熟(新生児や幼児)
  • 免疫応答の異常
  • 遺伝子の異常
  • ホスト防御機構の異常
  • ダウン症候群などの疾患
  • 免疫トレーニングの異常
  • 妊娠に伴う免疫機能の低下
  • 栄養不足や栄養バランスの悪化
  • ストレスの増加
  • 慢性的な疾患や炎症
  • 高齢化による免疫機能の低下
  • 薬剤や治療による免疫抑制
  • 環境汚染など
免疫力を高める方法と、栄養素

代表的な栄養素とその免疫力への影響をまとめます。

  • 免疫細胞の数
  • 免疫細胞の活性
  • 抗体の生成
  • 炎症の抑制

に関して、以下の栄養素が重要とされています。

  • ビタミンA
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12
  • ビタミンC
  • ビタミンD
  • ビタミンE
  • 葉酸
  • 亜鉛
  • セレン
  • オメガ3脂肪酸

その他 栄養素

抗酸化作用により炎症を抑え、免疫力を高めます。

  • カロテノイド
  • フラボノイド
  • ポリフェノール

腸内細菌叢を改善し、免疫力を高めます。

  • プロバイオティクス(ビフィズス菌、乳酸菌など)
  • プレバイオティクス(オリゴ糖、食物線維)

腸管の免疫細胞を活性化し、腸管関連リンパ組織の機能を改善する。

  • グルタミン

論文

①「免疫系におけるビタミンとミネラルの補給」
(Wintergerst ES、Maggini S、Hornig DH. Ann Nutr Metab. 2007)
この研究では、ビタミンやミネラルの免疫系に対する影響についてまとめられています。
各栄養素が免疫細胞の数や活性、抗体の生成にどのような影響があるかが示されています。

②「栄養素の免疫調節の役割」(Calder PC. J Nutr. 2007)
この研究では、各栄養素が免疫系に与える影響について詳しく解説されています。
特に、ビタミンA、B6、B12、C、D、E、葉酸、鉄、亜鉛、セレン、オメガ3脂肪酸が、
免疫細胞の数や活性、抗体の生成、炎症反応の調節に重要だという事です。

これらの栄養素も、バランスのとれた食事から摂取することで、健康な免疫機能を維持するために役立ちます。に影響することを忘れてはなりません。

③ヒト歯髄細胞の免疫機能に対するビタミン D の効果と、この効果の調節におけるビタミン D 受容体の役割。

Li, B., Li, L., Wang, Q., Zhang, X., & Zhao, Y. (2019). 歯内療法ジャーナル、45(2)、141-147。
【結論】本研究から、ビタミンDが歯髄細胞の免疫機能に影響を与え、ビタミンD受容体がその影響を調節していることが示唆された。ビタミンDの摂取は、歯の健康を維持する上で有効であると考えられる。

免疫力を高める方法と、心理的要因

免疫系に挙げる心理的要因には、以下のようなものがあります。

  1. ストレス:ストレスが継続すると、免疫系を抑制するストレス ホルモンであるコルチゾールの分泌が増加し、免疫系が低下することが知られています。
  2. 不安感:不安は、交感神経系を活性化し、副交感神経系を抑制することで、免疫系に悪影響を与えることが知られています。
  3. 睡眠不足:睡眠不足は、免疫系を抑制するホルモンであるコルチゾールの分泌を増加させ、免疫系を低下させることが知られています。

これらの心理的要因が、免疫系に与える影響は大きく、健康にも影響します。

心理的な負担を軽減する方法としては、

  • ストレス管理
  • マインドフルネス
  • リラックス法
  • 瞑想、
  • カウンセリング

などが挙げられます。

免疫力を高める方法 その他

免疫力を高めるその他の方法は、以下のような方法があります。

1,適度な運動をする

適度な運動は免疫力を高めるために非常に効果的です。細胞が体内の各部位にしっかりと配置されるようになるため、感染症になりにくくなってきています。

2,睡眠をしっかりとる

睡眠中に体内で免疫細胞が活性化し、体内に侵入してきた病原体に対する抵抗力が高まります。十分な睡眠をとることで、体内の免疫細胞を活性化します。 、免疫力を高めることができます。

3,禁煙する

タバコを吸わないことで、免疫力を高めることができます。

4,アルコールを控える

歯の神経を抜いた後は、アルコールは控えたほうがいいでしょう。
体温が上がる事で痛みが増したり、血圧が高くなり患部から出血し根管が汚れる可能性があったり、免疫力が低下し治癒力が低下するなどが考えられるでしょう。
アルコールは、免疫細胞を抑制することが知られています。
また、アルコールは肝臓に負担をかけ、肝機能が低下することで、免疫力が低下する可能性があります。

自分がアルコールを止めることになるとは!
私は、長年、ウイスキーなどの洋酒を、ストレートで飲むのが好きでした。
ワンショットバーに行くと、ラフロイグ、ラガブーリンなどのアイリッシュをよく飲んでいました。
ある時、当院にお越しになる患者さんのお一人が、治療しているうちに健康意識が高まり、禁酒、食事改善などをなさいました。
禁酒して、自然食にすると、直感が働くようになったと、おっしゃるのです。
僕はビックリし、禁酒しました。たまの宴会で飲むくらいです。(禁煙は30代)
確かに体の調子、頭の働きが良くなった感じがあり、この感覚を持つと、日常的にアルコールを飲む気がしません。
患者さんの禁酒をきっかけとした禁酒は、とても貴重なものを私にくれました。
ありがとうございました。

5,清潔に保つ

手洗いやうがいなど、身体を清潔に保つことも免疫力を高めるために重要です。 特に、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行する季節には、こまめな手洗いやうがいを優先しましょう。

6,専門家と相談する

健康上の悩みや不安がある場合には、専門家に相談することが重要です。

 

以上の様に、

  • 良い歯医者さんを選択し
  • 免疫力を高める方法も知って

よい歯根治療をお受けになりますように。


 

この記事を書いた人亀田浩司

医)アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック 理事長

自由診療専門歴約20年の歯科医。

矯正をして、自分が変わりたいと思っている人のサポートをしたいと思っている。

長崎大学歯学部卒業、広島大学歯学部付属病院をへて、アルパーク歯科開業。
より良い治療のため、自由診療専門に変更し、歯科医5人まで拡大。

その後、個人を大切にする内容に変え、現在、患者数1日2人にしている。

一般的な歯科治療に満足できない患者さんが来院している。

一般歯科の目標 「あなたもできる20年虫歯なし」
矯正歯科の目標 「歯並びも、人生も、良くなる矯正」

0825011117

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