歯間ブラシ フロス 糸ようじ 臭い所がある時、うんこ臭い、ドブ臭い
歯間ブラシ フロス 糸ようじ 臭いところがある時
まとめ
歯間ブラシ・フロス・糸ようじで臭いところがある時は、
バイ菌や歯茎の化膿が臭いのです。
バイ菌や歯茎の化膿の原因は、
虫歯、歯周病、
根のくぼみにバイ菌がたまる、
フロス・歯間ブラシ・糸ようじの使い方が良くない等です。
放置すると、
口臭、虫歯、歯周病が悪化します。
治療は、
歯医者で、口臭測定、原因を調べ、治療を受ける。
衛生士に、
フロス・歯間ブラシの使い方を習う。など。
以下、フロスで説明していますが、
歯間ブラシ・糸ようじも、同様にお考え下さい。
目次
フロスで臭いところがある時、何が臭いのか?
1, 虫歯で膿が出てフロスが臭かった例
2, 虫歯で、奥歯が臭い例
3, セラミックを入れたところが臭い例
4, 歯間ブラシが臭い例
5, 歯周病、歯間ブラシで同じところが臭い例
歯間ブラシ うんこくさい時
フロスが臭い時の原因
1, フロスのやり方が良くない
2, フロスで臭いところがある時の、歯の問題
3, フロスで臭いところがある時の、化膿の問題
フロスで臭いところがある時、放置するとどうなるか?
1, 口臭
2, 虫歯がひどくなる
3, 歯周病がひどくなる
4, 根尖性歯周炎が続く
フロスで臭いところがある時、対策は?
1, 歯医者で、診てもらう
2, 口臭測定
3, 衛生士さんに相談する
4、 フロスは、F字からY字型に変更する
5, フロスを歯間ブラシに変える
6, メンテナンスする
7, 砂糖を減らす
フロス 口臭 治った例
奥歯がドブ臭いとき
臭いの由来は、アミノ酸
フロスで臭いところがある時、何が臭いのか?
臭い原因は、
- 菌の塊がある
- 菌がガスを出している
- 膿が出ている
ためと思われます。
歯の状態は、
- 歯をフロスしても、菌が残っている
- 掃除できない穴があり、菌がたまっている
- 菌がたまっているため、歯茎が化膿している
- 歯周病
の事が多いでしょう。
いつも同じ所だけが臭いときは、
上記の原因で、フロス・歯間ブラシ・糸ようじで臭い。
全体が臭いときは、
せっかくフロスをしているのに、菌が残っているのかもしれません。
虫歯で膿が出てフロスが臭かった例です。
矢印の先が、
フロスが臭いところです。
銀歯を外してみると、
膿(白い液体)が出ています。
この膿がフロスに付着して、
フロスが臭いのです。
矢印の先、歯茎の下に虫歯があります。
銀歯を全部取った状態です。
歯茎の下に、
虫歯があるのが見えます。
ここにばい菌がたまり、
化膿して、
フロスが臭い原因になっていたのです。
虫歯の全容が明らかになりました。
虫歯を取った所です。
歯にピッタリなセラミック冠を作りました。
フロスをしても、引っかかりません。
フロスをしても臭い所はなくなり、
とても、喜んでいただきました。
もし、フロスで臭いところがある時
- 臭いところに、菌が残っているから臭いのだろう
- 他の歯は、フロスできれいに掃除できているのだろう
という事が分かります。
虫歯で、奥歯が臭い例
奥歯の赤矢印の先に、
少し黒くなっている部分(虫歯)があります。
奥歯の虫歯は、
レントゲンより
実際の虫歯の方が
大きい事が多いです。
奥歯の画像です。
虫歯はよく分かりません。
レントゲンで見るよりも
大きな虫歯の穴です。
虫歯の穴の中には
ばい菌がたくさんいて、
悪臭を出しています。
矢印の先の白いものは
膿です。
フロス・歯間ブラシ・糸ようじ
は臭いし、
口臭もするでしょう。
奥歯は、
前歯より見えにくいため、
虫歯に気が付かず、
奥歯が臭いという事になりやすいでしょう。
セラミックを入れたところが臭い
セラミックは、
右から二番目の歯です。
黄矢印の
セラミックを入れたところが臭いのです。
セラミック入れたところが臭い時、
セラミックだけの問題は、
以下の点が考えられます。
- セラミックと歯の間に隙間がある
- セラミックと歯の継ぎ目に段差がある
- セラミックや隣の歯にセメントが残っている
見てください。
セメントが歯と歯の間に、
詰まっているのが見えます。
セメントでフロスがうまくできず、
ばい菌が残って、
セラミックを入れたところが臭いとなっていました。
セラミックを装着するセメントは、
レジンセメントが使われます。
レジンセメントは、固まると、
すごく硬くなります。
取ろうとしても、取れません。
除去するのが難しいため、
セラミックの周囲に、
レジンセメントが残っている事が良くあるのです。
この場合は、レジンセメントが取れないので、
臭いセラミックを削ります。
隣の歯にも、セメントがこびりついています。
このセメントのため、
フロスがうまくできず、
セラミックが臭かったのです。
レジンセメントが取れないので、
削ります。
レジンセメントを削って、
とりあえず、
なめらかな面を作れました。
フロスもできることを確かめました。
これで、
今度は、
セラミックを入れる時に、
レジンセメントが残らない様にすると、
セラミックを入れたところが臭いという事は、
なくなるでしょう。
高価なセラミックは、
こんなトラブルがあっては大変ですから、
自由診療専門(保険外治療専門)の歯医者で
治療するのがいいと思います。
歯間ブラシが臭い例
歯間ブラシ フロス 臭いところがある時_歯間ブラシが臭い例
いつも、歯間ブラシで、
歯と歯の間を掃除なさっている方です。
歯と歯の間の、画像です。
青い矢印
(上下の中間部分)は、
汚れが落ちています。
赤い矢印
(上の方と、下の方は)は、
汚れ(歯垢)が残っているのが
分かります。
この残った歯垢が、
歯間ブラシが臭い原因です。
歯間ブラシは、
残念ながら、
歯と歯の接触点は、
掃除できません。
これが歯間ブラシの最大の欠点で、
天然の歯は、
接触点に、必ず歯垢が残り、
また、そこで、
バイ菌が繁殖するので、
いつも、
歯間ブラシが臭いという事になります。
さらに、
虫歯の可能性も高まります。
歯間ブラシが臭い時の対策は、
基本、
フロスで掃除しましょう。
歯間ブラシは、
ブリッジに最適です。
上の画像は、ブリッジで、
3本の歯が連結されています。
歯間ブラシが使いやすい所です。
フロスもできますが、
スレッダーという、
フロスをブリッジの下に通す
物を使う様になります。
フロスは、難しい場所です。
歯間ブラシを使いすぎると、
上の画像の様に、
歯と歯の間に隙間ができます。
これが、
歯間ブラシの欠点です。
フロスで掃除できない所のみ、
歯間ブラシを使うと良いと思います。
歯周病、歯間ブラシで同じところが臭い例
歯の付け根の歯茎から、
白い液体が出ています。
これは、膿です。
歯茎が化膿しています。
歯茎を開いてみると、
根の表面に、
黒い歯石が付いているのが分かります。
これは、
菌や毒素などが固まったもので、
歯石があると、
歯茎は化膿が続きます。
化膿が、
いつも同じ歯と歯の間にあると、
フロスや、歯間ブラシで
同じところが臭い事になります。
以上の様に、
フロス・歯間ブラシ・糸ようじが臭い時は、
なにかトラブルがあるわけですから、
早く、歯医者でチェックしてもらってください。
何でもぜひお問い合わせくださいませ。
お問い合わせ
歯間ブラシ うんこくさい時
歯間ブラシがうんこくさい
原因物質は、
- インドール
- スカトール
という物質で、
タンパクが、腐敗した時の臭い
だそうです。
歯周病菌の
- PG菌、
- FN菌
は、インドール(うんこ臭いにおい)
を作ります。
他の口腔内細菌は、
インドール、スカトールを
作らないそうです。
PG菌は、
ポルフィロモナス・ジンジバリスと言います。
PG菌は、病原性が強く、
- 認知症、
- 糖尿病、
- 関節リウマチ、
- 動脈硬化
などに関係しています。
PG菌は、
酸素のない所でしか、
生きられません。
偏性嫌気性と言います。
ですから、PG菌のすみかは、
- 酸素の届かない歯周ポケットの奥
- 詰め物の隙間で、歯茎に近い部分
- 傾いた親知らずの周囲
- いつも磨けていない所
などです。
ですから、
お口を清潔にしておく事は、
歯にもいいし、
お身体の健康にもいいのです。
PG菌の食べ物は、
ズバリ、
- 歯茎、
- 赤血球
などです。
人間の様に糖をエネルギーにするのではなく、
タンパクの分解物を食べて生きています。
PG菌は、歯茎を溶かすために、
ジンジパインという、
タンパク分解酵素を出します。
歯茎などのタンパクを分解して、
インドール、スカトールを出し、
うんこ臭いという事になります。
また、PG菌は、
生きるために、
人間の赤血球のヘムが必要です。
ですから、
- 歯間ブラシがうんこ臭い所、
- 歯茎から出血する場所、
は、PG菌がいる可能性が高くなります。
病原性の高いPG菌は、
認知症などに関係するため、
PG菌が住めなくなるように、
歯、歯茎を清潔に保ちましょう。
歯のメンテナンスで大切な事は、
歯周ポケット測定をした時、
出血しない事になりますね。
血液の鉄は、
PG菌の餌になるからです。
また、
「PG STOP」という歯磨き粉は、
PG菌の生育を抑制する様です。
クルクミンという成分が入っていると
いう事です。
また、
FN菌も、
歯間ブラシがうんこ臭い時に関わっています。
「フゾバクテリウム・ヌクレアタム」と
呼びます。
FN菌は、
- うんこ臭いインドールや、
- 悪臭の酪酸、
- 卵の腐った臭いの硫化水素、
を出したりします。
- 流産、
- 死産、
- 大腸ガン、
- 食道ガン
などにも、関係している様です。
歯間ブラシなどを使った後、
うんこ臭い感じがしたら、
要注意です。
PG菌、FN菌という
歯周病菌が多いのかも知れません。
とにかく、
歯間ブラシが
うんこ臭いときは、
- 歯周病菌が多い
- 歯周病が進んでいる
可能性があります。
1, 虫歯で膿が出てフロスが臭かった例
2, 虫歯で、奥歯が臭い例
3, セラミックを入れたところが臭い例
4, 歯間ブラシが臭い例
5, 歯周病、歯間ブラシで同じところが臭い例
これらの例の様に、
- 冠の穴
- 虫歯の穴
- 歯間に詰まったセメント
- 歯周ポケットの膿
などの問題があるのでしょう。
早く、
歯医者さんで、診てもらいましょう。
フロスで臭いところがある時の原因
フロスで臭いところがある時の原因として、
1, フロスのやり方が良くない
2, フロスをちゃんとしても、菌が取れてない
3, そこに化膿があり、化膿の悪臭がフロスにつく
1, フロスのやり方が良くない
フロス、特に糸ようじは
奥歯が難しく、
掃除が不十分なのかも知れません。
特に、
F字型の糸ようじを使っている場合は、
いつも同じ所が掃除できていないため、
フロスで臭いところがあるのかもしれません。
頬があるため、
フロス・糸ようじを入れる方向が、
斜め前方からになり、
真横からフロスが入りにくいためです。
菌が残りやすいところは、
奥歯の2本の歯の間をフロスするときは、
奥側の歯の、手前(近心面)の外側(頬側)と、
手前側の歯の、奥側(遠心面)の内側(舌側)です。
フロス・糸ようじが当たりにくく、
菌が残りやすいでしょう。
↑ フロスのやり方です。
2, フロスで臭いところがある時の、歯の問題
- 虫歯の穴
- 銀歯と歯の境目に隙間
- 冠の縁に隙間
- 古い銀歯がある
- 歯並びが悪い
- 親知らずが水平に生えている
- 根の凹面
以上は、
フロスをしても同じところに
菌が残りやすい箇所です。
上の様な問題があるか?
あったら、
どうすればよいか?
歯科医や衛生士に
お尋ねください。
特に古い銀歯にご注意
古い銀歯は、
歯と銀歯をつける接着剤が、
溶けている事がよくあります。
接着剤をセメントといいます。
昔は、
そんなセメントを使っていたのです。
銀歯が取れたので、
歯医者に行ったら、
虫歯があると言われた方は多いと思います。
どうして銀歯が取れるかと言うと、
セメントが溶けて
銀歯がゆるんだからです。
まだ銀歯が取れていない時も、
セメントは徐々に溶けていき、
銀歯と歯の間に
唾液やバイ菌が染み込みます。
その染み込んだバイ菌が
悪臭を出し、
フロスで臭いところ
となるのです。
古い銀歯は、
早めに、
全部やりかえた方が
歯のためですし、
フロスで臭いところがある
という事も
解消されるでしょう。
上をご覧ください。
銀歯についても情報です。
3,フロスで臭いところがある時の、化膿の問題
化膿は、主に歯茎になります。
- 歯周病の化膿
- 根の先の根尖性歯周炎の化膿
などが考えられます。
膿の成分は、
- 生きた細菌、死んだ細菌
- 白血球、白血球の死骸
- フィブリノーゲン
- リンパ液
- 組織の崩壊によりできた脂質やDNA
などです。
化膿病巣から、膿が外へ出ると、
ひどく臭います。
例えば、扁桃の膿栓ですと、
「臭い玉」と呼ばれていて、
相当臭い事が想像されます。
臭い玉の臭いの成分は、
- 硫化水素 卵の腐った臭い
- インドール うんこの臭い
- 酪酸 汗臭い臭い
- イソ吉草酸 靴下のむれた臭い
などだそうです。
まるで、代表的な悪臭の成分が、集まった様です。
歯周病は、
歯周病の治療が必要でしょう。
根の先の化膿は、
感染根管治療が必要になります。
フロスで臭いところがある時、放置するとどうなるか?
フロスで臭いところがある時、
放置するデメリットです。
1, 口臭
2, 虫歯がひどくなる
3, 歯周病がひどくなる
4, 根尖性歯周炎が続く
まず気になるのは、口臭ですね。
菌がくぼみにたまり、
腐敗して、
悪臭を発しているわけですから。
1, 口臭
フロスで臭いところがある時、
同じ臭いが
お口からしているかも知れません。
臭いの量が少なければ、
口臭は少ないでしょうし、
臭いが多ければ、
他人にも分かる可能性があります。
他人まで臭いを感じるかどうかは、
口臭測定器で
確かめる事ができます。
常時、同じ臭いをかいでいると、
鼻はその臭いを感じなくなります。
自分で気が付きにくいのが
口臭の性質ですから、
気をつけたいですね。
2, 虫歯がひどくなる
フロスで臭いところがある時、
そこには、
菌がずっとたまっているという事です。
虫歯になりやすいです。
そのところだけ、
歯磨きをしていないのと
同じだからです。
3, 歯周病がひどくなる
上と同じように、
菌がたまっているという事です。
歯茎の近くに菌がたまると、
歯周病になります。
歯周病があれば、
歯周病がひどくなるし、
歯周病がなければ、
歯周病になる可能性があります。
4, 根尖性歯周炎が続く
根の先の化膿病巣から、
膿が出て、
歯の根の表面を伝わって、
歯茎に現れたものです。
根尖性歯周炎は、
急にひどくなるという事は
少ないと思います。
ですが、
根管治療をしないと治癒しません。
膿が、
歯周ポケット内に出ている場合は、
歯周病もひどくなります。
フロスで臭いところがある時、対策は?
1, 歯医者で、診てもらう
早く歯医者を受診しよう。
何が原因で、
フロスで臭いところがあるのか、
なるべく早く、
確かめましょう。
早い方がいいですよね。
トラブルの程度が軽くて済みます。
何でもぜひお問い合わせくださいませ。
お問い合わせ
治療する
ご自分では、
どうしようもありませんから、
早めに原因をはっきりさせて、
治療を受けましょうね。
原因が分かれば、
多くの場合、
治すことができるでしょう。
フロスで臭いところがある時は、
以下の問題がある可能性が高いです。
- 虫歯の穴があり、フロスで虫歯菌が落ちない。
- 銀歯と歯の境目に隙間があり、そこに菌がたまり、フロスで落とせない。
- 冠の縁に、歯との間に隙間があり、そこに菌がたまり、フロスにつく。
- 歯並びが悪く、フロスでよく磨けない。
- 親知らずが水平に生えていて、食片がたまっている。
- 根に凹面があり、フロスしても菌が残ってしまう。
根に凹面があり、フロスしても菌が残ってしまう矢印の先は、
根が凹んでいて、
フロスをしても、
菌が残っています。
菌が残るところは、
フロス・糸ようじが臭くなります。
何でもぜひお問い合せくださいませ。お問い合わせ
2, 口臭測定
口臭が少ない様でしたら、
問題のところを
安心して治療できますし、
口臭があるようでしたら、
治療を急ぐのも
いいかもしれません。
多くの歯科医院に、
口臭測定器がありますから、
割と気軽に
口臭を確かめる事ができます。
行きつけの歯医者に
口臭測定器がなければ、
ネットで探して、
お電話でご確認ください。
「口臭を測定したいのですが」とか、
「メンテナンスしたい。口臭も測定したい。」
と言っていただくと、
スムーズでしょう。
何でもぜひお問い合わせくださいませ。
お問い合わせ
3, 衛生士さんに相談する
衛生士さんは、
フロス・歯間ブラシの指導のプロです。
一度、
きっちり、習ってください。
ご自分では分からない事を
教えてもらえます。
ここは、
こういう理由で、
こうした方がいい。
などと、納得いくように、
指導してくれます。
ご自分の、
日頃のお手入れの技術を
向上させましょう。
内容はシンプルです。
- フロス・歯間ブラシの使い方を上手になる。
- 歯に応じた、清掃道具を使う。
などです。
早く、スッキリきれいになるといいですね。
4、フロスは、F字からY字型に変更する
F字型のフロス(糸ようじ)は、
入れ方が難しく、
同じところに菌が残りやすいと
申し上げました。
F字型フロス(糸ようじ)を、
奥歯に入れたところです。
頬が邪魔して、
糸ようじを
真横から入れられません。
Y字型フロス(ウルトラフロス)を、
奥歯に入れたところです。
頬は、邪魔になりませんから、
角度は多少自由に変えられます。
F字型糸ようじの
構造上の問題ですから、
フロスを変更しましょう。
ロールタイプの糸のフロスか、
Y字型のウルトラフロス
が良いと思います。
当院では、
片手でできる
Y字型ウルトラフロスを
お勧めしています。
衛生士さんに、
Y字型ウルトラフロスのやり方を
教えてもらって、
フロスで臭いところがあるという
問題を解決すると同時に、
より楽に、
フロスをしましょう。
5, フロスを歯間ブラシに変える
いつも同じ根のくぼみに
菌がたまり、
フロス・糸ようじで落ちない時は、
歯間ブラシだと
菌が落ちるかもしれません。
しかし、
歯間ブラシはあまりお勧めしません。
歯間ブラシを使っていると、
歯と歯の間に隙間ができますよ。
できた隙間に
食べ物が挟まるようになり、
不快です。
基本、
歯間ブラシより、
フロス・糸ようじがお勧めです。
6, メンテナンスする
フロスで臭いところがある時は、
ご自身でのお手入れが難しい所です。
歯医者でメンテナンスを受けましょう。
歯のトラブルを防ぐことができ、
歯を清潔な状態で保つのに
役立つでしょう。
7, 砂糖を減らす
お口をきれいに保ちたい時は、
砂糖は控えましょう。
歯に付着する菌は、
砂糖をエサにして、
普段より増殖します。
砂糖を食べた後のプラーク(菌)は、
厚みがありベタベタして、
取れにくい
というのが、
歯科関係者では
よく知られている所です。
フロス・歯間ブラシ・糸ようじで臭いところの菌を、
育てる事になりますから、
砂糖はやめましょう。
8、砂糖の代わりの甘味料
エリスリトールなどが良いでしょう。
虫歯菌を増やさないし、
カロリーになりにくいものです。
エリスリトールの代謝は、
- 腸で吸収され
- 肝であまり代謝されず
- 体細胞にもあまり利用されず
- 腎からそのまま排泄
されます。
オリゴ糖は、
オリゴ糖100%ならお勧めできます。
ご注意
多くのオリゴ糖は、
ほかの糖も入っています
こんなオリゴ糖はやめましょう。
多い場合は、
半分以上が他の糖だったりします。
よくお調べください。
何でもぜひお問い合わせくださいませ。
お問い合わせ
フロス 口臭 治った例
上の様に、口臭の測定値が減りました。
5回の口腔衛生指導と、
4回の歯石除去を行いました。
口臭の原因と対策
- 舌苔
- 歯周病
で大半を占めるそうです。
さらに、
歯周病は、歯間から始まる事が多いのです。
という事は、
- 舌を掃除し
- 歯間を掃除する
事は、口臭を改善する近道と言えます。
口臭は、揮発性硫黄化合物(ガス)と言われています。
- 硫化水素
- メチルメルカプタン
- ジメチルサルファイド
などの、硫黄を含むガスです。
上は、硫化水素です。
hydrogen sulfide H2S
卵の腐った臭い
上は、メチルメルカプタンです。
Methyl Mercaptane C1H4S
玉ねぎの腐った臭い。
上は、ジメチルサルファイドです。
dimethyl sulfide C2H6S
キャベツの腐った臭い。
上は、インドールです。
indole C8H7N
うんこの臭い
インドールは、S(硫黄)を含みません。
歯科医院で口臭測定する時、
多くは、上の3つ
- 硫化水素
- メチルメルカプタン
- ジメチルサルファイド
の口臭成分を
調べてくれるでしょう。
口臭の主成分
口臭ガスは、
- 硫化水素、
- メチルメルカプタン
の2つで、
約90%を占めるそうです。
硫化水素は、毒性が強い
口臭は不快な上に、
健康にも悪いのです。
硫化水素の毒性は、
- 臭覚の麻痺
- 眼の障害
- 呼吸器の障害
- 神経毒性
- 700ppmを超えると即死
だそうです。
温泉地の窪地にたまっていて、
死者がでるような、
ガスです。
空気より少し重いため
窪地にたまるそうです。
フロス・歯間ブラシ・糸ようじ
が臭い時は、
硫化水素の様な、
毒性の強いガスを、
- 呼吸や
- 嚥下で、
体に取り込んでいる
という事になります。
当然、
健康にも、よくないでしょう。
奥歯がドブ臭いとき
ドブの臭いは、
嫌気性菌による腐敗でできた
- 硫化水素
- メチルメルカプタン
などが混ざった臭いだそうです。
ドブの様な臭いがする時は、
- バイ菌の量が多い
- バイ菌の活動が活発
- エサが多い
- 臭いが拡散しない
などにより、
ドブ臭いにおいが
- 大量に発生している
- 濃縮されている
事が考えられるでしょう。
どうして奥歯かというと
- 奥歯はフロスがやりにくく、
前歯はフロスがやりやすい。 - 前歯より、奥歯の方が悪い事が多い
などのため、奥歯がドブ臭い事になりやすいでしょう。
奥歯がドブ臭い時は、
すぐ、
歯科医院におかかり下さいませ。
- 口臭がある
- 歯周病が良くない
- 揮発性硫黄化合物が体に悪い
と思われます。
臭いの由来は、アミノ酸
フロス・歯間ブラシ・糸ようじ
が臭い時、
悪臭の元は、
揮発性硫黄化合物で、
アミノ酸からくる
という話です。
臭いの元は、含硫アミノ酸
口腔内のばい菌が、
- 死んだ細胞や組織
- 血液
- 唾液
- 食物
などのタンパク質を、
分解して、
揮発性硫黄化合物を発生し、
フロス、歯間ブラシ、糸ようじが
臭くなります。
タンパク質は、
アミノ酸からできていますから、
口臭成分の揮発性硫黄化合物も、
アミノ酸由来です。
特に硫黄は
「含硫アミノ酸」由来です。
含硫アミノ酸は、
- メチオニン
- シスチン
- システイン
- シスタチオニン
- タウリン
など。
食品の
アミノ酸や
タンパク質が良くないと
言っているのではなくて、
タンパク由来の元素の中に、
硫黄があるという話です。
アミノ酸の元素の種類は、
割と限られていて、
CHONや、CHONS、と表現されます。
必須アミノ酸
- イソロイシン
- ロイシン
- リジン
- スレオニン
- トリプトファン
- バリン
- ヒスチジン
- フェニルアラニン
- メチオニン
必須アミノ酸、
覚えてますか?
語呂合わせは、
「風呂場椅子独り占め」
だそうです。
順番は、
フェニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシン、スレオニン、ヒスチジン、トリプトファン、リジン、メチオニン
非必須アミノ酸
- アスパラギン
- アスパラギン酸
- アラニン
- アルギニン
- グリシン
- グルタミン
- グルタミン酸
- システイン
- セリン
- チロシン
- プロリン
などです。
こういうの、
好きな方は、お好きですよね。
フロスをするタイミング
いつフロスをしたらいいのか?
決まりはありません。
●最低、
1日1回、100%
菌を落とす。
●朝は、エチケットでやります。
口臭予防です。
ざっとで、いいでしょう。
●1日1回100%やる時は、
お風呂前がおすすめ。
お風呂は、
最高のリラキゼーションの時間です。
●フロス、歯ブラシをしていないと、
歯茎がムズムズして、
口が気持ち悪い。
入浴時に、それが気になる。
●フロス、歯ブラシをして、
サッパリしたお口になる。
お風呂の気持ちよさが、
何倍にもなる感じです。
以上、
フロス・歯間ブラシ・糸ようじで
臭いところがある時の、
原因、
放置するデメリット、
対策
などをお伝えしました。
スッキリ清潔な歯を
保ちましょう。
この記事を書いた人亀田浩司
医)アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック 理事長
自由診療専門歴約20年の歯科医。
矯正をして、自分が変わりたいと思っている人のサポートをしたいと思っている。
長崎大学歯学部卒業、広島大学歯学部付属病院をへて、アルパーク歯科開業。
より良い治療のため、自由診療専門に変更し、歯科医5人まで拡大。
その後、個人を大切にする内容に変え、現在、患者数1日2人にしている。
一般的な歯科治療に満足できない患者さんが来院している。
一般歯科の目標 「あなたもできる20年虫歯なし」
矯正歯科の目標 「歯並びも、人生も、良くなる矯正」
【受付時間】9:00~18:00
【休診日】火曜