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虫歯が止まらないのはなぜ?歯磨きしても再発を繰り返す理由と根本解決法⁠

虫歯セラミック

結論。
詰め物の「精度の問題(隙間)」です。
丁寧に磨いて、クリーニングにも行っている。
それでも、虫歯が止まらないのは、
歯と詰め物の間に隙間があり、歯磨きではどうしようもないからです。

歯と天然歯の境目にできた隙間のマイクロスコープ拡大写真

マイクロスコープ拡大視野:肉眼では確認困難な修復物と天然歯の境界の微小な隙間

銀歯と天然歯の境目にできた隙間の、マイクロスコープ拡大写真です。

自由診療専門の歯科医から見た、
「本当の原因」と「根本的な解決策」です。

🔴目次

🔴1. よくある「虫歯が止まらない方」の悩み

歯科衛生士による専用機器を用いた歯のクリーニング(PMTC)の様子

専門的な器具と超音波スケーラーを用いた歯の精密クリーニング風景

  • 「クリーニングに行くたびに、虫歯があると言われる」
  • 「前回の定期検診では何ともなかったのに、突然虫歯が見つかる」
  • 「こんなに歯磨きを頑張っているのに、将来自分の歯がなくなるのではないか」

歯磨きのテクニックは、歯医者で教えてもらったし、自分でも研究した。
定期的なクリーニングを頑張っている。

自分では虫歯は見えないのに、
歯医者で、虫歯があると言われる。

もう、なんとかしたい。

アルパーク歯科には、このような問題の方が多く来院されますので、
このブログを書くことにしました。

🔴2. 歯の質は諦めなくていい

健全歯や様々な歯の状態を示した比較イラスト

健全歯や様々な歯の状態を示した比較イラスト

「生まれつき歯が弱いから」
と諦める必要はありません。

私自身、元々、虫歯ができやすい歯でしたが、
ここ25年間、新しい虫歯は1本もできていないからです。

大学教養部の頃までは、時々、歯医者に通っていました。
奥歯は、ほぼ全部詰め物があります。
今振り返ると、なかなかの数ですね。

解決したのは、

  • 歯医者なのに、これではいけないと強く思ったこと
  • 精度の高い治療を受けたこと
  • お口を清潔に保ったこと

でした。

「あなたも必ず虫歯予防できる」と、私が思うのは、

  • もともと歯が弱かった私でも、虫歯を完全に止められたから
  • 虫歯予防に役立つ「歯の形」にする、ということを治療に組み込んでいるから
  • きれいな歯でいたいと思う私が、その治療を提供しているから

です。

🔴3. 虫歯が止まらない4つの要因

歯の表面に付着して酸を産生する虫歯原因菌(ミュータンス菌)の概念図

歯の表面に付着して酸を産生する虫歯原因菌(ミュータンス菌)の概念図

虫歯ができる理由は、大きく分けて4つあります。

  1. 細菌・プラーク:セルフケアの技術不足
  2. 身体の内側・栄養:砂糖の摂りすぎ、タンパク質・ミネラル不足、唾液不足
  3. 力(咬合力):食いしばりや歯ぎしりによる歯の微小なヒビ
  4. 構造・治療の精度:詰め物の段差、隙間、治療時に隣の歯についた傷

一般的な歯科指導では「歯磨き」と「砂糖」が指摘されます。

しかし、真面目にケアしているのに虫歯が止まらない方の多くは、
3の「力」か、4の「治療精度」に原因があります。

※「3. 力(食いしばりやヒビ)」については、別に、今後述べます。

今回は、最も再発の引き金になりやすい「4. 治療の精度」に焦点を当てます。

🔴4. 現場からの報告:マイクロスコープで見える現実

歯科用マイクロスコープ(手術用顕微鏡)による精密な歯科治療の風景

視野を数十倍に拡大し、健全な歯質を極力削らず精密に処置するマイクロスコープ治療

以下は、
虫歯が止まらない患者さんのお口を、
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)で見た 治療のエラーです。

最もエラーが起きやすい「歯と歯の間、歯茎の近く」
歯間部および歯頸部のレジン接着不良から再発した二次カリエスの患部写真

唾液浸入や接着操作のエラーにより、歯間部・歯頸部から内部へ再発した虫歯

歯間部および歯頸部の接着エラーによる二次カリエス(再発虫歯)です。

現場で診ていて、虫歯の再発が最も集中している場所は、「歯と歯の間」の「歯茎の近く」です。

赤矢印「歯と歯の間」の「歯茎の近く」が、茶色になっています。
こんなのが、育っていき、
虫歯があると言われる様になるのです。

青矢印「よく見える所」(咬合面)は、大きな問題はありません。

やはり、「歯と歯の間」の「歯茎の近く」なのです。
だから、ご自分で歯を見ても、虫歯が見えないのです。

虫歯が止まらない方は、
「歯と歯の間」の「歯茎の近く」に、
治療のエラーがあり、
そこが悪化して虫歯になることが多い、
という事が分かりました。

エラーの理由は2つです。

  1. 見えにくく、処置が難しい
    歯と歯の間は直視できず、狭い所での作業になるため、ものすごく時間がかかります。
    レジンを詰める時も、効率化のための器具がたくさん発売されていますが、教科書的に整った状況は少ないので、どこかでエラーが出たりするのです。
  2. 接着は湿気で失敗する
    歯ぐきに近い場所は、一度乾かしても、唾液・出血・歯肉溝滲出液(しにくこうしんしゅつえき)で湿ってしまうことが多いのです。
    わずかの湿気が、接着不良を起こして、隙間につながります。

どれほどフロスをしても、歯と詰め物の境目に段差や接着不良があれば、虫歯菌の温床になり、虫歯が再発しやすいですよね。

写真で見る境目の実態
歯と天然歯の境目にできた隙間のマイクロスコープ拡大写真

マイクロスコープ拡大視野:肉眼では確認困難な修復物と天然歯の境界の微小な隙間

銀歯と天然歯の境目にできた隙間の、マイクロスコープ拡大写真です。
拡大して観察すると、詰め物のフチに黒ずんだ隙間が確認できます。

詰め物(インレー)の内部・直下で進行した虫歯の写真

詰め物(インレー)の下で気づかないうちに広がり、象牙質深部まで侵食した再発虫歯

詰め物を外すと、虫歯が大きく広がっています。
内部でセメントが溶け出し、こんな虫歯になるケースが多いのです。

また、周囲に隙間がないのに内部が虫歯になっている場合は、
以前の治療で虫歯を取り残していた可能性が高いといえます。

銀歯の治療で傷ついた隣の歯
過去の治療器具接触による隣接歯の切削痕と二次的な虫歯

過去の治療器具が当たって削れてしまった隣接歯の凹みと、そこから発生した虫歯

過去の治療器具接触により隣接歯が削れた凹みと虫歯です。

歯と詰め物の隙間とは別のケースとして、
銀歯の隣の天然の歯に、虫歯ができることがあります。
まるで虫歯を誘発しているかの様に。

その理由。
歯と歯の間を、「肉眼で治療」していると、
削る道具が隣の歯にあたることがあります。

  • 狭くて見えにくいし、
  • 歯を削るタービンからスプレーが出て、さらに見えにくくなる

からです。

多くの場合、削れた凹みは、
研磨したり、修復されることなく、
そのままにされているのをよく見ます。

凹みですから、フロスしてもバイキンが残り、虫歯になります。

隣の歯を削られる、歯医者の事故。
これも、虫歯が止まらない原因の一つです。

なぜマイクロスコープ写真が必要なのか
  • 治療を精密に行うため
  • 隣の歯を傷つけないため
  • 治療を、患者さんに見ていただくため

です。

肉眼での治療は、細かいエラーは見えません。
うまくいったように見えるので、
歯医者さんは、治療が(成功裡に)終わりましたよ。と言うかもしれません。

実際は、細かいエラーがあったりするのです。
これも、虫歯が止まらない原因の一つです。

そんなエラーを避けるために、
アルパーク歯科では、すべての治療にマイクロスコープを使います。

理由

  • 精密治療のために、
  • 治療前・治療中・治療後の写真を、患者さんに確認していただくために

治療がうまくできたかどうか?
言葉では何とでも言えます。
写真を目で見ることが一番よく分かります。
そのために、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)があります。
拡大鏡(ルーペ)では写真を残せません。

🔴5. 保険の「合着」と、精密治療の「接着」

詰め物を固定する方法の違い。

* 保険の「合着(ごうちゃく)」
セメントで隙間を埋めて引っかけて固定するもの。
唾液や酸で数年かけてセメントが溶け出し、できた隙間から虫歯が再発しやすい。

* 自費の「接着(せっちゃく)」
歯と詰め物を、接着性レジンセメントで接着させます。
唾液に溶けず、境目を密閉して細菌の侵入を防ぎます。

接着を成功させる防湿

接着剤は、水に濡れると接着しません。

口内には3つの水分があり、接着を妨げます。

  •  「唾液」
  •  「歯ぐきからの浸出液」
  •  「息の湿気」

です。
これらの水分を、ラバーダムなどで乾燥させることが、再発を防ぐために必要です。

🔴6. 根本解決に必要なのは「治療時間」

「セラミックだから虫歯にならない」は間違いです。
「自費の治療だから虫歯にならない」も間違いです。

セラミックでも、どんな自費の治療でも、雑に処置すると、虫歯になりやすい。
当たり前ですよね。

精度を保つためには、「技術を発揮できる治療時間」が必要です。

セラミックの精密治療には、大きく3つの工程があります。

  1. 虫歯の除去と精密な型取り(歯科医師)
  2. セラミックの製作(技工所)
  3. 精密な調整と接着(歯科医師)

アルパーク歯科では、1と3の工程にそれぞれ2時間ずつ時間を取ります。

詰め物を、歯に段差がないように合わせ、水分を遮断して確実に接着するには、2時間かかります。

しかし、多くの歯医者さんでは、
保険でも自費でも、
30分〜1時間が多いのです。

そんな短時間では、高精度な治療は、私には無理です。
1時間半でも精度を保つのは難しいと思います。

良い治療ができるかどうかは、確実に工程を進める時間を確保しているかどうかで決まると思っています。

🔴7. 手遅れになる前に

日頃の歯磨きや、歯医者でのクリーニングを頑張っているなら、
「また虫歯ができた」とご自分を責める必要はありません。

原因はあなたの歯磨きではなく、
過去に受けた治療の精度にあった可能性があるからです。

短時間(30分〜1時間)で、削って詰める対症療法を繰り返していたら、歯は削られる一方です。

それは、保険でも、自費のセラミックでも同じなのです。

まずは「短時間治療」をやめましょう。

技術(精度よく、お手入れしやすい形にする)
+ 湿気を避ける(ラバーダムなど)
+ 時間(詰め物の装着に2時間)
+ 表面がツルツルで強いセラミック
+ 写真で治療結果を見れる
であれば、安心ですよね。

なぜ虫歯が止まらないのか、原因を見つけ、根本からお口を立て直してくれる歯科医院へご相談ください。

「アルパーク歯科ではマイクロスコープを用いた精密な診断を行っています」
いつでもお待ちしています。

🟡なぜ再発するのか、精密な初診・セカンドオピニオン
▶︎▶︎▶︎    ご相談、ご予約はこちら(Web予約リンク)

🔴8. FAQ(よくある質問)

FAQ(よくある質問)

  • Q1. 毎日フロスを通しているのに、なぜ歯と歯の間が虫歯になるのですか?

    • A. 歯ブラシの毛先(約200μm)やフロスが入らない「ミクロン単位の段差・接着の隙間」が詰め物の境目にある場合、そこに潜り込んだ細菌(約1μm)を取り除くことが物理的にできないためです。

  • Q2. 保険の銀歯と自費のセラミックでは、なぜ虫歯の再発率が違うのですか?

    • A. 保険の銀歯はセメントで物理的に引っかける「合着」であり、数年で唾液にセメントが溶け出して隙間ができます。
      自費の精密治療は、特殊なレジンで歯と一体化させる「接着」を行い、さらにラバーダム防湿で湿気を完全に遮断するため、隙間からの再発を防げます。

  • Q3. なぜ1本の治療に2時間もかかるのですか?

    • A. 虫歯の微細な取り残しをマイクロスコープで徹底的に除去し、唾液や浸出液の湿気を完全に遮断した上で、ミクロン単位の適合と確実な接着重合を行うためには、物理的に2時間という工程時間が必要不可欠だからです。

 

🟡なぜ再発するのか、精密な初診・セカンドオピニオン
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この記事を書いた人亀田浩司

医)アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック 理事長

自由診療専門歴約20年の歯科医。

矯正をして、自分が変わりたいと思っている人のサポートをしたいと思っている。

長崎大学歯学部卒業、広島大学歯学部付属病院をへて、アルパーク歯科開業。
より良い治療のため、自由診療専門に変更し、歯科医5人まで拡大。

その後、個人を大切にする内容に変え、現在、患者数1日2人にしている。

一般的な歯科治療に満足できない患者さんが来院している。

一般歯科の目標 「あなたもできる20年虫歯なし」
矯正歯科の目標 「歯並びも、人生も、良くなる矯正」

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