フッ素は塗った方がいいですか?普通は知らない歯科材料のフッ素
🔴結論
フッ素は塗った方がいいですか?
●答えは、
歯磨き粉やフッ素塗布などは、虫歯予防効果があり安全とされています。
一方で、低濃度でも長期的使用の影響を懸念する見方もあります。
最後は、個人の価値観やライフスタイルで、塗るかどうか決める事になります。
●実は、
フッ素を塗る以外に、歯科材料にはフッ素入りとフッ素フリーがあり、患者さんに知らされないまま使われている現状があります。
(シーラント、知覚過敏抑制剤、セメントなど)
●生じる問題は、
- フッ素を塗りたくない方が、フッ素入り材料で治療される
- フッ素を塗りたい方が、フッ素フリー材料で治療される
という価値観と治療内容がズレる事です。
●アルパーク歯科では、
ご自身で選択できることが大切と思っていますから、
中立的に、歯科材料のフッ素フリーか、フッ素入りかをお知らせしています。
🔴目次
フッ素は塗った方がいいですか?
フッ素を塗りたくない方が、フッ素入り材料で治療される時
フッ素を塗りたい方が、フッ素フリー材料で治療される時
普通は知らない、フッ素入り、フッ素フリーの歯科材料
アルパーク歯科の選択
🔴フッ素は塗った方がいいですか?
選択の基準として、知っておくと良い知識があります。
①効果と安全性
②健康への懸念
③インフォームド・チョイス
🔵①効果と安全性
①子供の虫歯予防
大人の根面う蝕
に、虫歯予防効果があり、
②急性中毒、慢性中毒は、
通常の使用で起こることはなく安全。
世界保健機関(WHO)やFDI(国際歯科連盟)、ADA(アメリカ歯科医師会)は、この立場です。
🔵②健康などの懸念
🟡フッ素による子供の知能低下
NTP(米国国家毒性プログラム)が、2024年8月に公開した論文から。
「高品質な研究のレビューにより、1.5mg/L以上の定常的な水フッ素濃度が子供のIQの統計的に有意な低下と関連していることが一貫して示され、主要なコホート(追跡調査グループ)全体における平均的な効果量(影響の大きさ)はIQ 2〜5ポイントの範囲であった。」”Our review of the high-quality studies consistently demonstrated that water fluoride concentrations of 1.5 mg/L or higher were associated with a statistically significant decrease in children’s IQ, with an average effect size ranging from 2 to 5 IQ points across the major cohorts.”
(ディスカッションから)
⚫︎出典
文献タイトル: NTP Monograph on the State of the Science Concerning Fluoride Exposure and Neurodevelopment and Cognition: A Systematic Review (NTP Monograph 08)
URL: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK606081/
🟡2024年9月カリフォルニア州連邦地裁の判決から。
「1.5mg/Lで有害性(IQ低下)がある」というデータに対し、
「水だけではなく、粉ミルク(水道水で調乳)や妊婦の大量摂取など、個人の生活習慣によるトータルの暴露量を加味すると、水道水の設定基準が0.7mg/Lであっても、体内のフッ素濃度が『有害性の境界線(1.5mg/L相当)』を超えてしまう子供や胎児が確実に存在する。したがって、安全マージンがゼロであり不当なリスクがある」
『有害性が確認された濃度の10分の1程度を安全基準とする考え方など)に照らし合わせると、0.7mg/Lという基準は「安全な余白がなさすぎる」』
という判決が出ました。
しかし、裁判上の手続きの不備のため破棄され、再審査になっています。
🟡知能低下の社会への影響
ロチェスター大学、バーナード・ワイス教授という神経毒性の専門家の1988年の論文です。
平均IQが「100」から、わずか5ポイント下がって「95」になった場合(標準偏差を15と仮定):
- IQ 130以上の「極めて優秀な層」は約57%の減少、ほぼ6割減る。
- IQ 70未満の「特別な支援を必要とする層」は、約106%の増加、つまり約2倍に増える。
つまり、個人の「5ポイント低下」は、
社会全体では、
医療費、特別教育費の増大、
将来の経済的生産性の損失、
という「天文学的な社会的・経済的損失」になると証明しています。
⚫︎出典
著者: Bernard Weiss (ロチェスター大学医学歯学分校 教授)
論文タイトル: “Neurobehavioral Toxicity as a Basis for Risk Assessment” (リスクアセスメントの基礎としての神経行動毒性学)
掲載雑誌: Trends in Pharmacological Sciences (TIPS)
出版年・巻号・ページ: 1988年, Vol. 9, No. 2, pp. 59-62
🟡甲状腺機能への影響
2006年 米国国家研究評議会(NRC)報告書から。
「フッ素暴露に関連する主な内分泌への影響は、甲状腺ホルモン産生の低下であり、これは甲状腺機能低下症につながる可能性がある。このリスクは、フッ素の摂取が低ヨウ素食または不十分なヨウ素摂取と組み合わさった場合に大幅に高まる。なぜなら、フッ素はヨウ素の取り込みや甲状腺ホルモンの合成を阻害する内分泌撹乱物質(環境ホルモン)として機能するとみられるからである。」
“The chief endocrine affect associated with fluoride exposure is a decrease in thyroid hormone production, which can lead to hypothyroidism. This risk is substantially elevated when fluoride intake is combined with a low-iodine diet or insufficient iodine intake, as fluoride appears to act as an endocrine disruptor that interferes with iodine uptake and thyroid synthesis.”
文献タイトル: Fluoride in Drinking Water: A Scientific Review of EPA’s Standards (2006)
出典URL: https://nap.nationalacademies.org/catalog/11571/fluoride-in-drinking-water-a-scientific-review-of-epas
🟡松果体へのフッ素蓄積
「松果体および筋肉には、それぞれ湿重量あたり 297 ± 257 mg F/kg、および 0.5 ± 0.4 mg F/kg のフッ素が含まれていた。一方、骨には灰分重量あたり 2,037 ± 1,095 mg F/kgのフッ素が含まれていた。また、松果体には湿重量あたり 16,000 ± 11,070 mg Cα/kg のカルシウムが含まれていた。松果体内のフッ素(F)濃度とカルシウム(Ca)濃度の間には正の相関が認められたが($r = 0.73, p < 0.02$)、松果体内のフッ素と骨の中のフッ素の間には相関は見られなかった。老年期までに、松果体にはフッ素が容易に蓄積されており、そのF/Ca比(フッ素/カルシウム比)は骨よりも高かった。」
“Pineal and muscle contained 297 ± 257 mg F/kg wet weight, respectively; bone contained 2,037 ± 1,095 mg F/kg ash weight. The pineal contained 16,000 ± 11,070 mg Cα/kg wet weight. There was a positive correlation between pineal F and pineal Ca ($r = 0.73$, $p < 0.02$) but no correlation between pineal F and bone F. By old age, the pineal gland has readily accumulated F and its F/Ca ratio is higher than bone.”
「人間の松果体は、人体の中で最も高濃度のフッ素を含んでいる組織である。血液脳関門によって守られている脳組織とは異なり、松果体は血流が極めて豊富(血管密度が高い)で、生理的に石灰化を起こす組織である。この特異な解剖学的性質により、全身の血液循環から骨と同等のペースでフッ素を孤立・蓄積(吸収)させてしまうのである。」
“The human pineal gland contains the highest concentration of fluoride in the human body. Unlike brain tissue, which is protected by the blood-brain barrier, the pineal gland is a highly vascularized tissue that calcifies physiologically. This unique anatomical position allows it to sequester fluoride from the systemic circulation at a rate similar to bone.”
(Discussion/Conclusionより)
⚫︎出典
文献タイトル: Fluoride deposition in the aged human pineal gland
出典URL:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11275672/
🟡その他
フッ素は安全、危険性は証明されていないと言われても、
●気がつかない影響など、証明されてないだけで、本当はあるのではないか?という懸念。
●フッ素は、自然界にある物質ですから安全ですという単純な説得に納得できない。
自然にあっても危険なものはあるし、大量では危険になるものもある。
そこを避けた説得は、信用できない。
●フッ素で収益を得る歯医者が言っても、信用できない。
子供のフッ素塗布500〜1000円。
大人のフッ素塗布1500〜3000円。
「良いこと」と「経済的利益」が結びつくと、
人は「正義」と思いやすく、他の意見を見ようとしない。
その状態に気づけなくない状態にあるのではないか
そんな懸念。
🔵③インフォームド・チョイス
フッ素は塗った方がいいですか?への答えは、
その方の価値観やライフスタイルに基づいて、ご自分でお決めになる事ができます。
歯磨き粉やフッ素洗口、フッ素塗布は、命に関わるというものではなく、ご自身で選択できるものだからです。
水道水への添加は「選択の自由がない」ことが問題になります。
その他の方法としては
- 「フッ素入り食塩」「フッ素入りミルク」をスーパーで販売する方式
- ナノ粒子ハイドロキシアパタイト(nano-mHAP)
- カゼインホスホペプチド・非結晶性リン酸カルシウム(CPP-ACP)
などがあります。
🔴フッ素を塗りたくない方が、フッ素入り材料で治療される時
🔵フッ素を塗りたくない方とは?
薬や農薬、添加物などは減らし、オーガニックな生活をしたいという方々でしょう。
ハムやソーセージなどの加工食品や、スーパーでも食品添加物は避けているし、輸入食品の農薬なども気になる。
経皮吸収などの言葉もご存じで、洗剤や石けん、化粧品も、自然派でしょう。
お化粧はしない方もいるかもしれません。
🔵フッ素を塗った方がいい?
上の様な方であれば、
歯科材料のフッ素は人工添加物の様に感じ、「歯医者でフッ素を塗った方がいい」とは、思わない方が多いでしょう。
さらに、
市販の歯磨き粉のフッ素も避けたいのに、歯医者の塗るフッ素は、歯磨き粉のフッ素より高濃度と言う事を知れば、
なおさら塗りたくないかもしれません。
🔵フッ素入り材料で治療される時
フッ素塗布以外を示します。
⚫︎子供さんでは、シーラント。
⚫︎大人では、
知覚過敏抑制剤、コンポジットレジン、レジンセメント、グラスアイオノマーセメントなどを使う時です。
このうち
⚫︎歯の外側に使うものが問題になりやすいでしょう。
歯面研磨材、シーラント、知覚過敏抑制剤、コンポジットレジン、グラスアイオノマーセメントなどです。
歯に塗ったり、詰めたりする材料です。
グラスアイオノマーセメントは、コンポジットレジンの環境ホルモンが心配な時、レジンの代わりに使われることがあります。
⚫︎歯の内側に使うものは、
歯の内部から吸収されるかもと懸念なさる方もおられました。
コンポジットレジン、レジンセメント、グラスアイオノマーセメントなど。
・歯の内側に使うコンポジットレジン、グラスアイオノマーセメントの使い方
虫歯の穴が深かった時に、ある一定の深さまで埋め立てるものです。
⚫︎歯科材料の選択は、歯医者さんが決めています。
歯医者さんは、フッ素入りの歯科材料を選んで、できれば患者さんのお役に立とうと思っているのかもしれません。
しかし、
現状では、歯科材料がフッ素入りかフッ素フリーか、忙しい保険の歯医者さんは、教えてくれないでしょう。
説明の時間がもったいないからです。
歯医者さんなら、歯磨き粉に、フッ素入りと、フッ素フリーがある事は知っています。
そして、材料中のフッ素を気にする人がいるなんて、想像もしてないかもしれません。
フッ素入り、フッ素フリーを選べます、
と明示している歯医者さんなんて、見たことないからです。
ほとんどが、フッ素は良くて安全という立場。
たまに、フッ素反対。
ですから、
フッ素は良いと言う前提で、治療が進んでいることが多いと思われます。
🔵対策
⚫︎お子様について。
「フッ素は塗らないで下さい」と治療前にお伝えください。
問診票に「フッ素は塗らないで下さい」と書いても見てないことがあります。
⚫︎大人について。
どんな材料にフッ素フリーやフッ素入りの歯科材料があるのか、ご存知になってください。
そうすると、
歯医者さんに、「フッ素フリーのコンポジットレジンやレジンセメントを使って欲しいんですが」とご希望を伝えることができます。
多くの材料にフッ素フリーがあります。
不明確なのは、歯医者さんが、フッ素入りかフッ素フリーか明確に分かっているか?という事です。
特に気にしていない場合もあるかもしれません。
🔴フッ素を塗りたい方が、フッ素フリー材料で治療される時
🔵フッ素を塗りたい方とは?
フッ素を塗ると虫歯予防効果がある。そんな機能を活用して、快適な生活をしていこうというライフスタイルの方なのでしょう。
例えば、洗剤は洗浄力が強いものを選んだり、食品、サプリは、〜に効く、〜によいなどの、機能重視で選択し、積極的に活用なさっておられるかもしれませんね。
🔵フッ素は塗った方がいい?
上の様な方は、同じ歯医者の詰め物なら、虫歯予防効果がある方がいいと思う方が多いかもしれません。
子供さんの虫歯予防、大人の根面の虫歯予防に効果が見られるため、「フッ素は塗った方がいい」と思う方もおられるでしょう。
上で述べた通り、
フッ素の急性中毒、慢性中毒は、普通の使い方では起こりませんから、ほぼ安全と、言われているからです。
(詳しくは、上の『フッ素は塗った方がいい?』をご覧ください)
🔵フッ素フリー材料で治療される時
●お子様
お子様のシーラントはほとんどフッ素入りなので、何も言わなくてもフッ素入りで処置を行うことができると思います。
ほんの一部の製品だけがフッ素フリーです。
●大人。
歯科では必ず詰め物をします。
その際に使うコンポジットレジン、レジンセメント、歯の内部に使うアイオノマーセメントは、大半の製品がフッ素フリーです。
フッ素徐放性があるのは、一部の製品だけです。
この様に、詰め物をする時は、
フッ素を使いたい方が、
フッ素フリーで治療されてしまう事が起こりやすいでしょう。
🔵対策
●お子様
「シーラントはフッ素入りですか?」
「シーラントはフッ素徐放性がありますか?」
とご確認頂けると、
普通は、「はい、フッ素入りです」という答えが返ってくるでしょう。
●大人
歯医者を選ぶときや、治療前に、
「フッ素入りのコンポジットレジンで治療できますか?」
「フッ素入りのレジンセメントを使ってもらえますか?」
とお聞きになると良いでしょう。
フッ素入りのコンポジットレジンは、主に松風というメーカーが作っています。
この製品を愛用なさっている歯医者さんだと、
フッ素入りを選択していると言うハッキリした意図をお持ちでしょう。
こころよく、
「フッ素入りですよ」
「フッ素徐放性がありますよ」
と答えてくれるでしょう。
もし、「フッ素入りではありません」
という時は、他の歯医者を探すしかありません。
Google検索するか、
お電話でお聞きになると、
フッ素徐放性のあるコンポジットレジン、レジンセメントを使っている歯医者さんを見つけることができるでしょう。
🔴普通は知らない、フッ素入り、フッ素フリーの歯科材料
●全ての製品がフッ素入りなのは、
フッ素洗口剤、フッ素塗布用ジェルです。
当然です。(下記には記載しません。)
●大半の製品がフッ素入りなのは、
- シーラント
- 知覚過敏抑制剤
- グラスアイオノマーセメント
です。
●半分以上が、フッ素入りなのは、
歯面研磨ペーストです。
●一部の製品がフッ素入りなのは、
コンポジットレジン、レジンセメント、仮封剤です。
(以下、🔴印は、アルパーク歯科で採用の材料です。
フッ素入り、フッ素フリーの両方を常備するようにしています。)
🔵歯面研磨ペースト
歯のメンテナンス、クリーニングの時に使う、研磨ペーストです。
フッ素入りは、フッ素の予防効果を期待して、
フッ素なしは、シーラントや矯正ブラケットのセット前や、ホワイトニング前に使います。
また、チタンインプラントには、フッ素を使わない方が良いでしょう。
チタンはフッ素で腐食しやすくなると言われているためです。
🟡フッ素入
GC
- PTCペースト ルシェロ ホワイト フッ素入
- PTCペースト ルシェロ ホワイト フッ素入
松風
- メルサージュプロワンペースト 1450ppm
- メルサージュプロTTペースト 1450ppm
- PRG プロケアジェル α フッ素入
ソルベンタム
- クリンプロ クリーニング ペースト PMTC用 フッ素入
ビーブランドメディコーデンタル
- ポリシングペースト Fine/Coarse フッ素入1450ppm
- ポリシングペースト1step F フッ素入900ppm
- ポリシングペースト1step HARD フッ素入1450ppm🔴
ウエルテック
- クリーニングジェル (PMTC) フッ素入🔴
クロスフィールド
- プロフィーペーストPro フッ素入 1000ppm
カー
- クリニーク フッ素入 1000ppm
イボクラールビバデント
- プロキシット ピンク、ブルー グリーンフッ素入
🟡フッ素フリー
松風
- プレサージュ フッ素なし
- オーソティースクリーナー フッ素なし
ネオ製薬工業
- アドネスト フッ素なし
ウエルテック
- クリーニングジェル ソフト フッ素なし
イボクラールビバデント
- Fフリーグリーン フッ素なし
🟡記載なし
オーラルケア
- リナメルトリートメントペースト 記載なし🔴
松風
- メルサージュプロAPプラス 記載なし
- メルサージュプロステインオフ 記載なし
モリタ
- LUNOS プロフィーペースト 2 in1 記載なし
- LUNOS プロフィーペースト スーパーソフト 記載なし
ヨシダ
- DCプロフィーペースト グラッシ 記載なし
サンスター
- バトラー PMTCペースト 記載なし
🔵シーラント
🟡フッ素入り
約9割の製品にフッ素が含まれています。
ティースメイトF-1 2.0🔴
など
🟡フッ素の記載なし
2つだけ
ヨシダ
- DC キッズフレンズ 🔴
ソルベンタム
- コンサイス 光重合型ホワイトシーラント🔴
🔵知覚過敏抑制剤
🟡フッ素入り
GC
- ケアダイン シールド🔴
クラレノリタケデンタル
- ティースメイトAPペースト
- ティースメイト ディセンシタイザー
TOKUYAMA
- シールドフォース プラス🔴
ソルベンタム
- クリンプロ XT バーニッシュ
- クリンプロ ホワイトバーニッシュF
- クリンプロ クリア コーティングF
サンメディカル
- MSコート F セット
- MSコート Hysブロックジェル🔴
日本歯科薬品
- ナノシール
ビーブランド・メディコデンタル
- サホライド🔴
- Fバニッシュ🔴
ユーデント
- シャイニングボンドプラス
クラーク
- ヒスノン
🟡フッ素の記載なし
GC
- G-ガード🔴
サンメディカル
- MSコート ONE セット🔴
ヨシダ
- フォースデンティン🔴
日本歯科薬品
- デセンシー
ネオ製薬工業
- バーナル
クルツァー
- グルーマ ディセンシタイザー
ボスワース
- コパライナー
フェニックスデンタル
- スーパーシール5秒
オーラルケア
- アパシールド
など
🟡フッ素入り
松風
- ビューティフィル系のレジン🔴
など
🟡フッ素フリー明記
GC
- グレースフィル(パテ、フロー、バルクフロー)🔴
- ジーニアル アコード🔴
など
🟡フッ素の記載なし
ソルベンタム(旧3M)
- フィルテック イージーマッチ ユニバーサル コンポジットレジン、🔴
- フィルテック シュープリーム ウルトラ フローコンポジットレジンプラス🔴
- フィルテック フィル アンド コア フロー コンポジットレジンプラス🔴
Tokuyama
- オムニクロマ、🔴
- オムニクロマ フロー、🔴
- オムニクロマ フローバルク🔴
イボクラールビバデント
- IPS エンプレス ダイレクト
クラレノリタケデンタル
- クリアフィル マジェスティESフロー
- クリアフィル マジェスティES-2 Premium
など
🔵ボンディング剤
🟡フッ素入り
松風
- フルオロボンドⅡ🔴
- フルオロボンドシェークワン
クラレノリタケデンタル
- クリアフィル ユニバーサルボンド Quick ER
イボクラールビバデント
- エキサイト F
など
🟡フッ素の記載なし
GC
- G-ボンド ユニバーサル🔴
松風
- ビューティボンド Xtreme🔴
ソルベンタム
- スコッチボンド ユニバーサル プラス アドヒーシブ🔴
など
🔵レジンセメント
(選んだセメントは、ベニア用は除き、各社の一番高価格帯の製品のみ記載しました。どの会社も、低価格と高価格の2種類のラインナップがあるが、一番良いものを使いたいため。)
🟡フッ素入り
松風
- ビューティリンク SA🔴
サンメディカル
- スーパーボンド®オルソマイト®セット🔴
など
🟡フッ素の記載なし
イボクラールビバデント
- バリオリンク エステティック
クラレノリタケ
- パナビアV5
サンメディカル
- スーパーボンド®C&Bセット
GC
- ジーセム リンクフォース
ソルベンタム
- ライエックスユニバーサル レジンセメント🔴
TOKUYAMA
- エステセムⅡ
など
🔵仮の蓋(仮封剤 レジン系)
🟡フッ素入り
松風 PRGプロテクトシール
🟡フッ素の記載なし
GC フィットシール
リライアンス デュラシール
🔵仮の蓋(仮封剤 光重合型)
🟡フッ素の記載なし
ネオ エバダイン プラス IP
ネクソバイオ トランセン テンポラリー C&B
🔵仮の蓋(仮封剤 水硬性)
🟡フッ素の記載なし
松風 ハイシール🔴
GC キャビトン🔴
クルツァー ルミコン テンポラリーシーラー ホワイト
🔵仮の蓋(仮封剤 ストッピング)
🟡フッ素の記載なし
GC テンポラリーストッピング
松風 テンポラリーストッピング
東洋科学研究所 テンポラリーストッピング🔴
🔵暫間クラウン用レジン
🟡フッ素の記載なし
ソルベンタム
プロテンプ 4 テンポラリーマテリアル🔴
GC
テンプスマート🔴
🔴アルパーク歯科の選択
アルパーク歯科に置いてある薬品・材料は、
- フッ素入り、
- フッ素フリー、
両方あります。
🔵シーラント
シーラントは、フッ素入りでも、フッ素フリーでも、シーラントの働き自体は変わりません。
奥歯の噛み合わせの細い溝を埋めることで、虫歯を予防します。
🟡フッ素フリー
ソルベンタム
- コンサイス 光重合型ホワイトシーラント
デントクラフト
- キッズフレンズ
🟡フッ素入り
クラレノリタケデンタル
- ティースメイトF2.0
🔵知覚過敏抑制剤
🟡フッ素フリー
GC
- G-ガード
G-ガードは光照射により硬化し薄く硬い膜を形成し、露出した象牙細管を物理的に封鎖することにより、外界からの刺激を遮断して痛みを抑制します。
(合着用セメントの接着阻害になるので、詰める場所には使わない)
サンメディカル
- MSコート ONE
ナノサイズMSポリマーとしゅう酸が歯質のカルシウムと反応し、保護被膜を形成して象牙細管を緊密に封鎖します。
🟡フッ素入り
TOKUYAMA
- シールドフォース プラス
ある接着性モノマーと歯質のカルシウムとの薄層で、象牙細管が封鎖され、知覚過敏抑制効果が発現します。
フッ素徐放性あり
GC
- ケアダイン シールド
ナノフィラー、リン酸亜鉛結晶、フッ化カルシウム、リン酸カルシウムなどによるの象牙細管の封鎖で、知覚過敏を抑制します。
サンメディカル
- MSコート Hysブロックジェル
ナノサイズのポリマーとしゅう酸で保護被膜を形成します。
🟡知覚過敏抑制剤は、対症療法
知覚過敏は、薬を塗るのは対症療法でしかなく、根本はマウスピース、さらに根本はストレス対策という事は、上で述べたとおりです。
この薬の使い方は、歯がしみる場所、多くは歯と歯茎の境い目、露出した根に塗ります。
アルパーク歯科では、ほとんど使いません。
知覚過敏抑制は、マウスピースだからです。
🟡知覚過敏の原因
知覚過敏は、根本的には、夜中の食いしばり、歯ぎしりで生じます。
さらに根本は、歯ぎしりを生じさせる、睡眠時無呼吸、夜間低血糖、逆流性食道炎、ストレスなどです。
🟡歯ぎしりの害
歯ぎしり、食いしばりがあると、知覚過敏が起きるだけでなく、歯が欠けたり、すり減ったり、ヒビが入ったり、割れたり、ひどい歯周病になったりします。
ですから、
著名な疾患やストレスがない場合は、マウスピースで、歯ぎしり・食いしばりの力から、歯を守ります。
🟡マウスピースを使わない害
歯ぎしり・食いしばりを、知覚過敏に塗る薬で済ますと、
歯の割れ、歯周病など、他の害を生じさせてしまう可能性が高いと思われるからです。
🟡マウスピースでの著効例
昔、「歯がしみてビールが飲めない」とおっしゃる中年男性が来られました。
なんと虫歯ゼロ。
なのに歯がしみる。
マウスピースを作りますと、2週間で、全くしみなくなったそうです。
知覚過敏抑制剤は、使いませんでした。
もし、知覚過敏抑制剤を塗って、シミなくしたら、この方は、奥歯が割れていたと思います。
全部の歯がしみるほど、強い症状だったからです。
🔵ボンディング剤+コンポジットレジン
(ボンディング剤とは、歯に塗り、歯にレジンを接着する接着剤です。
アルパーク歯科がいいと思う、フッ素フリーの、ボンディング剤、コンポジットレジンです。
①GC
- Gボンドユニバーサル+グレースフィルフロー
粘稠度がちょうど良く、なめらかな曲面と、ツルツルな表面が得られます。
Gプレミオボンド、Gボンドプラスは、レジン充填後、水洗乾燥させると、歯に残ったボンドは白く汚れて見えるので、使っていません。
②ソルベンタム(旧3M)
- スコッチボンドUPA+フィルテック シュープリームフロー
これも、滑沢な表面が得られます。
③ソルベンタム
- スコッチボンドUPA+クルツァーのビーナス
一番いいと思うのは、この組み合わせです。
ビーナスは、パテ(粘土状)タイプで、フィラーがフロー(液状)タイプより多くて強い。
さらに、詰めただけで、ツルツルな面が得られる、貴重なレジンです。
⚫︎フロータイプと、パテタイプ
コンポジットレジンは、液状レジンと、フィラー(セラミックの粉)が混ざったものです。
フロータイプ(液状)より、パテタイプの方が、フィラーが多く強い。
しかし、
普通のパテタイプのコンポジットレジンは、硬すぎて、表面に微妙な凸凹が残るんです。
だから、表面を研磨してスムーズな面にする。
だけど、
レジンを研磨すると、周囲の歯の表面も削れます。
特に、歯の付け根では、根の表面が削れるため知覚過敏が生じる事があります。
ですから、レジンを研磨しなくてもツルツルな表面になるレジンを選ぶ事が大切です。
大切な歯を、少しでも削らないためです。
Tokuyamaの、オムニクロマフローは、硬化後、顕微鏡で見ると、内部のフィラーによるわずかな凸凹が生じるので好きではありません。
🔵レジンセメント
セラミック(ジルコニア)を歯に接着する接着剤です。
ソルベンタム(旧3M)
- リライエックスユニバーサル+スコッチボンドUPA
全てのセラミック(ジルコニア)は、これで装着しています。
以前、イボクラールビバデントの、マルチリンクというレジンセメントを使っていました。
セラミック接着後しばらく、噛んだら痛い事がたまにあるのです。
せっかく、高価なセラミックにしても、わずかな期間とはいえ、痛みは良くないですから、
このセメントはやめました。
リライエックスは、フッ素フリーですが、全くトラブルなしで、快適にセラミックを使っていただいております。
国産のレジンセメントは、保険の低価格のCAD/CAM冠を意識して作られている事が多いのです。
自由診療専門のアルパーク歯科では、使いたくありません。
🔵グラスアイオノマーセメント
このセメントは、ほぼフッ素入りなので、フッ素フリーには適しません。
虫歯の穴の裏層には、グラスアイオノマーセメントでなく、
フッ素フリーのコンポジットレジンを使うと良いでしょう。
🔵歯科用材料、フッ素入り
⚫︎ボンディング剤+コンポジットレジン
松風
- フルオロボンドⅡ+ビューティフィル ユニシェード フロー
松風は、フッ素入りのコンポジットレジンに、とても熱心なメーカーです。
S-PRGというガラス粉からフッ素が出て、プラーク付着、エナメル質脱灰などを抑制するそうです。
抗菌性もあり、掃除しにくい歯間などに良いし、歯磨きが苦手な方にはフッ素入りのレジンがより安心かもしれません。
こんな事も、ちゃんと知って、ご自身で選択したいですよね。
⚫︎レジンセメント
松風
- ビューティリンク SA
フッ素入りは、松風ですね。
松風のレジンで一番良い位置付けです。
GCでは、
ジーセム ONE neoがありますが、保険のCAD/CAM冠向けで、低価格なレジンセメントなので、
アルパーク歯科では、使いたくありません。
E-E-A-T情報
- 住所:広島県広島市西区草津新町2-26-1 アルパーク東棟8階/TEL 082-501-1117
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出典:関連学会資料
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本記事は アルパーク歯科 理事長 亀田浩司が執筆しました
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更新日:2026年7月15日
この記事を書いた人亀田浩司

医)アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック 理事長
自由診療専門歴約20年の歯科医。
矯正をして、自分が変わりたいと思っている人のサポートをしたいと思っている。
長崎大学歯学部卒業、広島大学歯学部付属病院をへて、アルパーク歯科開業。
より良い治療のため、自由診療専門に変更し、歯科医5人まで拡大。
その後、個人を大切にする内容に変え、現在、患者数1日2人にしている。
一般的な歯科治療に満足できない患者さんが来院している。
一般歯科の目標 「あなたもできる20年虫歯なし」
矯正歯科の目標 「歯並びも、人生も、良くなる矯正」
【受付時間】9:00~18:00
【休診日】火曜

