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歯間ブラシ フロスで 血が出る 血は出した方がいい?

お口のケア
歯間ブラシ フロスで血が出るとき

歯間ブラシ フロスで血が出るとき

以下、フロスについて説明していますが、
歯間ブラシ・糸ようじで血が出る時も、同様にお考え下さい。
歯間ブラシ フロスで 血が出るときの対策を、
フロスをした時の、
ヌルヌル感、キュッキュッ感が分かるか?
という視点で分けてみましょう。

目次

フロスで歯茎から血が出るお口の原因

歯医者で「歯茎から悪い血を出した方がいい」と言われた 本当か?

「歯茎から悪い血を出した方がいい」は、誤りの時
●栄養不足
●出血性素因
●その他の疾患

フロスのヌルヌル感、キュッキュッ感は分かるのに、血が出る時
●フロスを、歯茎までしていなかった
●すでに歯周病だった時
●浅い歯周ポケットがある時
●深い歯周ポケットがある時
●冠や詰め物の段差、隙間
●根の凹み
●歯並びが悪い

フロスのヌルヌル感、キュッキュッ感が分からないとき
●フロスを一月以上しているが、フロスのヌルヌル感、キュッキュッ感が分からない
●接触点を通過させるだけだった
●フロスをゆるくしていた
●バイ菌が堆積していて取れにくくなっている
●砂糖はやめましょう

フロスのヌルヌル感、キュッキュッ感に関係ないとき
●歯茎に強く当てすぎている時
●デンタルフロスで血だらけ
●フロスで歯茎がうずく、じんじんする
●デンタルフロスで血が出る、気持ちいい
●フロスで、出血して臭い

フロスのヌルヌル感、キュッキュッ感とは?

フロスの標準のやり方


フロスで歯茎から血が出る原因

まず、
フロス・糸ようじ・歯間ブラシで
血が出るのは歯茎からです。
フロスなどで、歯からは血は出ません。

歯茎は、
炎症があると、

  • 腫れる、
  • 赤くなる、
  • 血がでる

などが生じます。

腫れた歯茎は、
毛細血管がもろくなり、
軽い刺激で血管が壊れ、
出血します。

歯茎に炎症を起こすのは、
ばい菌です。

歯茎の近くに、
ばい菌がたまっているという事です。

歯茎の近くにばい菌がたまっているから、
炎症(歯肉炎、歯周病)になり、
フロスで血が出ます。

健康な歯茎は、
引き締まって硬さがあります。

フロスが当たったくらいで、
歯茎は壊れず、
痛くありません。

具体的には、以下のような事が起こっています。

フロスを、歯茎までしていなかった
すでに歯周病だった時
浅い歯周ポケットがある時
深い歯周ポケットがある時
冠や詰め物の段差、隙間
根の凹み
歯並びが悪い

以上が、
フロス・糸ようじ・歯間ブラシで
歯茎から血が出る原因です。


歯医者で「歯茎から悪い血を出した方がいい」と言われた 本当か?

結論
2つの意味で、正しい。
1つの面で誤り。

正しい ●「歯茎から悪い血を出した」ら、早く治りやすい

正しい ● 「歯茎から悪い血を出した」ら、うっ血の改善によい
誤り  ● 「歯茎から悪い血を出した方がいい」は、誤りの時

まず、正しい意味

「歯茎から悪い血を出した」ら、早く治りやすい

「出血性素因がない時、
歯周病で出血があるなら、
歯磨きやフロスは、歯茎から悪い血を出す位やると、
早く治る」
という意味です。

歯周病の時、

  1. 「歯茎から悪い血を出す」つもりでフロスをやる
  2. 歯茎に歯ブラシやフロスが当たる
  3. ばい菌がとれやすくなる
  4. 炎症が減る
  5. 血が出なくなる。

という事です。

逆に
歯周病でフロスをする時には、
歯茎から出血がある位やらないと、

  • 歯周病に効果があるフロスはできませんよ
  • 歯茎の近くのバイ菌は取れませんよ

という事なのです。

別に
あなたの血が悪いとか、
歯茎に悪い血があると
いうのではありません。

「歯茎から悪い血を出した」ら、うっ血の改善によい

「出血性素因がない時、
歯周病で出血があるなら、
歯磨きやフロスは、歯茎から悪い血を出す位やると、
うっ血の改善になってよい」
という意味です。

もし、
炎症による歯茎のうっ血を、
「悪い血」と表現するなら、
●悪い血を出すとは、

  • うっ血している血を、体外に出す
  • うっ血している血を循環させ、新しい血を入れる

という事もできます。

●うっ血の改善とは、

  • 血流を良くする。
  • 浮腫を減らす。

とも言えるでしょう。

●方法は、

  • 歯ブラシやフロスで、出血させる
  • マッサージして血行をうながす
  • 歯茎を押さえ、血管を空にし、新しい血を入れる
  • 塩で歯磨きやうがいをし、
    浸透圧差でリンパ性の浮腫を減らす
  • 抗炎症性のハーブなどを使う

などが考えられるでしょう。

どれも、
補助的です。
多少は、良い方向に向かうでしょう。

補助的な療法は、
原因療法(細菌を減らす)より、
優先順位は低くなります。

ご注意
原因の除去なくして、
補助的な療法ばかりしても、
改善は少ないでしょう。

ここでは、
「歯医者で歯茎から悪い血を出した方がいいと言われた」
は、正しいですが、
間違いではないという程度でしょう。


「歯茎から悪い血を出した方がいい」は、誤りの時

すぐ止血するのが、正しいです。

以下などの全身的原因で、
歯茎から出血する事があります。

●栄養不足
●出血性素因
●その他の疾患

これらは、
「歯茎から悪い血を出す」と言って、
歯磨きやフロスをしても、
出血は止まりにくくなります。

血友病の方が、
歯茎から血が出ると言って、
さらに血を出す様に、
歯ブラシ・フロスを続けると、
血液を失います。

出血を止めないといけません。

この様な場合は、逆に、

  • 早く血を止める
  • 出血性素因を治す

となります。

ですから、この場合は、
「歯医者で歯茎から悪い血を出した方がいいと言われた」
は、間違いになります。

緊急を要する時から、
そこまで緊急性がない時まで、
程度の違いはあるでしょう。

栄養不足

●ビタミンC不足
●鉄不足
●タンパク不足
●胃腸の不調
●ビタミンK不足

ビタミンC不足

ビタミンC不足は、
コラーゲン生合成がうまくいかない。
弱い歯茎は、傷つきやすい。

コラーゲンは、お肌を作ると有名ですが、
歯茎も作り、
骨にもコラーゲンがあります。

●コラーゲンが作られるためには、

  • タンパク
  • ビタミンC

が必須です。

より強い歯茎のためには、
最低、1日2000mgは取る方が良い
と思っています。

●ビタミンC欠乏は
「壊血病」が起こります。

壊血病では、歯茎から出血し、
ひどい時には、死亡します。

現代では起こるわけがないと、
バカにされている感がある壊血病です。

こういう時は、
「歯医者で歯茎から悪い血を出した方がいいと言われた」
は、間違いになります。

●人間は、ビタミンCを作れない

ビタミンCの合成について、
多くの動物は、
体内で合成能力を持っています。

ビタミンCを作れないのは、

  • 人間、
  • チンパンジー、ゴリラ、オランウータンなど
  • モルモット
  • コウモリ

などです。

●人間が、
体内でのビタミンC合成回路を失った理由は、

  • 突然変異
  • 体内の代謝回路を複雑にしすぎない
  • ビタミンCは食品から取りやすかった

などと言われています。

ビタミンなど、必須栄養素は、
バカにせず、
努めて取る様にしましょう。

●頻度

壊血病未満のビタミンC不足は、
よくあります。

働き盛りの世代では、
慢性的にビタミンC不足の様です。

●ビタミンC測定

血中ビタミン濃度は、
血液検査で調べることができますし、
抗酸化能として、総合的に測る事もできます。

鉄不足

鉄は、コラーゲン生成に必須です。

充分な鉄は、
強い歯茎のために必要です。
ビタミンCと同様です。

●頻度

90%以上の女性が鉄不足でした。

当院では、
ほぼ全ての患者さんの、
血液検査をしています。

女性で、
鉄が満足するレベルの方は、
ほとんどおられません。

じゃあ貧血で、
体に酸素が行かないのか?

パルスオキシメーターで、
指先の酸素分圧を測っても、
99とか98とか、
正常値が出ます。

●鉄の検査

ですから、
ちゃんとした血液検査が必要です。

    • 赤血球数
    • MCV
    • MCH
    • MCHC
    • Hb
    • 血清鉄
    • フェリチン

などで、測定します。

充分な鉄が必要と言っても、
多すぎると、発癌の危険性が出てきます。

少なすぎても、疲労感や体の不調を招きます。

至適量をチェックしたいものですね。

●改善例

女性の方で、
氷を食べたくて仕方ない
という方がおられました。

氷を食べたくなるのは、
氷食症という
鉄欠乏の症状です。

フェリチン10程度でした。
100以上は欲しいわけですから、
大幅に足りません。

鉄のサプリを服用すると、
氷を欲しいのは、すぐなくなり、
元気も増しました。

●鉄不足が解消すると、

  • 朝がきつい、
  • 階段がきつい
  • だるい

などが解消し、
元気になる方が多いです。

タンパク不足

タンパク不足は、浮腫を招く。
浮腫の歯茎は傷つきやすい。

タンパク不足や、
肝臓が悪いと、
アルブミンという血清タンパクが少なくなります。

アルブミンの働きは、
血管内の浸透圧を保つ
ものを運ぶ
などがあります。

タンパク不足は、
血管内のアルブミン減少を招きます。

血管内浸透圧が低くなり、
血漿が血管外に出ていきます。

体のゆくみ、浮腫が起き、
歯茎も浮腫になるでしょう。

浮腫の歯茎は、
水膨れの上に薄皮が乗った状態で、
容易に傷つきやすく、
強い刺激で、出血するかもしれません。

こんな時も、
「歯医者で歯茎から悪い血を出した方がいいと言われた」
は、間違いになります。

●頻度

半数の方は、
ある程度のタンパク不足がある様です。

●タンパクの検査

タンパク不足をしらべるには、
血液検査で、

  • トータルプロテインTP
  • アルブミンAlb
  • アルブミン・グロブリン比 A/G
  • 尿素窒素UN
  • アルファスALP

などを見ます。

浮腫が起こるのは、
甲状腺機能低下症などでも
起こります。

胃腸の不調

胃腸は、栄養の基本なので、
体の全てに関係してきます。

胃腸の不調は、栄養の吸収が悪くなり、
リーキーガットを起こします。

●腸

例えば、
ミネラルは、
腸内に短鎖脂肪酸がある事で、
吸収されるそうです。

同時に、
短鎖脂肪酸は、
腸のエネルギーになるそうです。

短鎖脂肪酸は、
乳酸菌などが作ります。

悪玉のクロストリジウムは、
アンモニアを作り、
腸内環境を悪化させます。

悪玉菌が多いと、
腸内環境は、アンモニアでアルカリ傾向になり、
ミネラルは吸収しにくくなり、
腸のエネルギーも少なくなる
という事です。

また、
リーキーガットは、
カンジダなどがいると起こり、
未消化物が血流に入り、
肝臓に負担をかけ、
全身の炎症も誘発します。

腸の状態を知るのは、
下痢、便秘
便のにおい、色
腹痛
などは、自分でも分かります。

●胃
胃が悪いと、
タンパクの消化が良くない。

ピロリがいると、
胃粘膜が萎縮し、
胃酸が出にくくなります。

胃酸は
ペプシノーゲンを活性化し、
タンパクを消化します。

胃粘膜が萎縮していると、
ペプシノーゲンが活性化せず、
タンパク不足になりやすい
という事になります。

●ピロリの除菌で紫斑病が改善

特発性血小板減少性紫斑病
(ITP:idiopathic thrombocytopenic purpura)
は、皮膚や粘膜に
出血を起こすものです。

中高年者の
特発性血小板減少性紫斑病は、
ピロリの除菌で、
5-6割が改善するとの事です。

ですから、
ピロリの除菌は、
案外大切です。

●胃腸の検査
血液検査では、
胃の調子をみるために、

  • ピロリ抗体
  • ペプシノーゲンセット

を測定します。

尿有機酸検査で、
腸の状態を知ることができます。

ビタミンK不足

ビタミンKは、
血液凝固を促進する
骨を強くする
などの働きがあります。

ビタミンKが不足すると、
出血しやすくなります。

●抗菌薬による腸内細菌減少
ビタミンKは、
腸内細菌によって、
腸内で産生されています。

この腸内細菌が、
抗菌薬で乱されると、
ビタミンK欠乏を起こし、
出血しやすくなります。

●抗菌薬による肝障害
肝臓でのビタミンKの代謝が阻害され、
ビタミンKが減少し、
出血しやすくなります。

セフェム系抗菌剤で、
N-メチルチオテトラゾール(NMTT)側鎖
を持つもの

  • セフォペラゾン、CPZ セファロスポリン系 第三世代セフェム
  • セフメノキシム、CMC セファロスポリン系 第三世代セフェム
  • セフメタゾール、CMZ セファマイシン系 第二世代セフェム
  • セフミノクス、CMNX セファマイシン系 第三世代セフェム
  • ラタモキセフ、LMOX オキサセフェム系

(すべて注射剤)
など。

この他、
メチルチアジアゾールチオール(MTDT)側鎖
を持つセフェム系抗菌薬。

セファゾリン、CEZ セファロスポリン系 第一世代セフェム
など、セフェム系抗菌薬の多くが、
該当する様です。

この様な背景を知らず、
「歯茎から悪い血を出した方がいい」
などという事は、間違いになります。

出血性素因

●血管がもろくなる
老人性紫斑病
など。

●血小板の減少
以下の場合は、
出血部をふさぐ、血小板が減ってしまうため、
出血しやすくなります。

  • 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)
  • 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)
  • 再生不良性貧血
  • 急性白血病
  • 巨赤芽球性貧血
  • 播種性血管内凝固症候群(DIC)
  • 全身性エリテマトーデス(SLE)
  • 発作性夜間ヘモグロビン尿症
  • 溶血性尿毒症症候群
  • 脾腫を起こす疾患

などです。

●凝固因子の異常

  • 血友病 A
  • 血友病 B
  • 播種性血管内凝固症候群(DIC)

この場合も、
「歯茎から悪い血を出した方がいい」
は間違いで、
出血性疾患の治療を優先する事になります。

その他の疾患

●肝炎、肝硬変
肝臓での、
ビタミンK代謝が悪くなり、
ビタミンK欠乏になり、
出血しやすくなります。

「歯茎から悪い血を出した方がいい」
というアドバイスは、
間違いである事が分かります。

●歯肉ガン
ガンの腫瘍は、
擦れると出血しやすく、
増殖も促進したりします。

「歯茎から悪い血を出した方がいい」
と言われても、
歯ブラシ・フロスなどで、
こすってはいけません。

●口呼吸
口で呼吸すると、
粘膜は乾いて、弱くなります。

歯ブラシ・フロスなどの刺激で、
出血しやすくなるでしょう。

● 頭痛や生理痛の痛み止めなど
NSAIDsという消炎鎮痛剤
アスピリン
血小板機能抑制薬
は、
血小板の働きが抑制され、
出血しやすくなる事があります。

痛み止めは、
頭痛や生理痛のために、
長期間、使っている事があり、
注意が必要です。

「歯茎から悪い血を出した方がいい」
と言う前に、
お薬の使用状況を、
よくお聞きする必要がありますね。


フロスのヌルヌル感、キュッキュッ感は分かるのに、血が出る時

ヌルヌル感、キュッキュッ感が
お分かりなら、
フロスはお上手ですね。

それでもフロスで血が出るなら、
フロスをしても
バイ菌が落ちていない可能性があります。
フロスを、歯茎までしていなかった
すでに歯周病だった時
浅い歯周ポケットがある時
深い歯周ポケットがある時
冠や詰め物の段差、隙間
根の凹み
歯並びが悪くて、フロスがやりにくい

フロスのキュッキュッ感は、
糸ようじでも、分かります。

歯間ブラシは、
キュッキュッ感は分かりません。

フロスを、歯茎までしていなかった

時々、こういう方がいらっしゃいます。

フロスをしているんだけど、
血が出るのが怖いから、
歯茎には当てないで、
フロスをしていた。

こういう方は、
フロスが歯茎に当たると
血が出る事が多いでしょう。

歯茎の近くに
バイ菌が沢山いるからです。

歯と歯の接触点のバイ菌は
フロスで掃除されているでしょう。

しかし、
歯茎までフロスしてなかったら、
歯茎の近くはバイ菌が沢山いて、
歯茎は歯肉炎になっているでしょう。

歯茎に軽く当たるまで、
フロスをやりましょう。

始めて、2週間も経つと、
フロスをしても血は出なくなるでしょう。

フロスを歯茎までしていなかったのは、
糸ようじも共通です。

歯間ブラシは、
歯と歯の間の隙間に比べて、
歯間ブラシが小さいと、

歯間ブラシがスポスポで、
歯に当たらず、

同じ様に、歯茎近くの歯垢が落ちません。

歯間ブラシをしても、
出血するでしょう。

すでに歯周病だった時

歯周病の時は、
総合的に対策をする必要があります。

原因は、

  • バイ菌
  • 噛み合わせの力
  • 免疫
  • 体質

などが、関係していると
考えられるからです。

フロス・糸ようじ・歯間ブラシは、
歯周病の時、
バイ菌を減らす効果があり、

結果として、
血が出なくなるでしょう。

歯周ポケットが浅い時

フロスをすると、
バイ菌を減らし、
出血を止める事ができるでしょう。

歯周ポケットの中のバイ菌は、
2つに分かれます。

  • 根の表面に付着しているバイ菌
  • 歯周ポケットの中にただよっているバイ菌

「根の表面に付着しているバイ菌」を、
フロスで取る事で、

「歯周ポケットの中にただよっているバイ菌」も、
ある程度減り、

血が出なくなるでしょう。

初期の歯周病ですと、
フロスをポケットに挿入すると、
歯周ポケットの底までフロスを
届かせる事ができると思います。

歯周病の初期は、
フロスを積極的に使って、
バイ菌を減らし、
出血を止めると良いでしょう。

歯周病が、ひどくない場合は、
歯茎の外側と内側は
まだ健康で、

歯と歯の間だけ、
歯周病が進んでいるという事があります。

この時は、
歯ブラシでは血が出ず、
フロス・糸ようじだけで
血が出る事があります。

これらは、
自分一人ではどうにもできませんから、
歯医者さんに相談してください。

歯間ブラシ フロスで 血が出るとき 何が原因でしょうか?、こんな歯医者で治療したいな アルパーク歯科

何でもぜひお問い合わせくださいませ。
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歯周ポケットが深い時

歯医者で、
歯周ポケットの深さを
測ってもらってください。

5ミリ以上の場合は、
フロス・糸ようじ・歯間ブラシで
掃除しても、

歯周ポケットの中に
バイ菌が残る事が多いでしょう。

歯周ポケットの中に、
フロス・糸ようじ・歯間ブラシなどが
入らないからです。

歯周病も、
少し進行しているかもしれませんから、

  • バイ菌
  • 噛み合わせの力
  • 免疫
  • 体質など

総合的に対策なさった方がいいでしょう。

冠や詰め物の段差、隙間

フロスが引っかかる時は、
冠の詰め物に

  • 段差
  • 隙間

があります。

隙間に、
ばい菌がたまっていて、

バイ菌が歯茎に近いため、
歯茎に炎症が起きている状態です。

いくら
フロス・糸ようじ・歯間ブラシ
をしても、

冠や詰め物の
段差、隙間に
ばい菌がいますので、

歯茎にフロスが当たると
出血します。

冠や詰め物の
段差、隙間は、
ご自分では、どうしようもないので、

信頼できる歯医者を見つけて、
治しましょう。

冠や詰め物の
段差、隙間がどこにあるか?は、
フロス・糸ようじは、
糸が引っかかりますから、
場所は、
ご自身でもよく分かります。

歯間ブラシは、
引っかからないため
詰め物が悪くても分かりにくく、

良くない詰め物を
放置してしまう事に、
つながるかもしれません。

根の凹み

根に凹みがあると、
フロス・糸ようじをしても
ばい菌が取れません。

この場合は、

  • ワンタフトブラシ
  • 歯間ブラシ

で、ばい菌を落とす事になります。

根の凹みがある場所だけ、
ワンタフトや歯間ブラシを
使います。

その他の場所は、
普通通りのフロスでいいでしょう。

ばい菌が正確に落ちるように、
衛生士さんに、
やり方を学び、

ちゃんとばい菌が落ちているかを、
確認してもらってください。

根の凹みに、
菌がたまっている時は、
歯間ブラシが最適でしょう。

歯並びが悪くて、フロスがやりにくい

歯並びが悪い時は、
フロスは本当に難しいです。

場所によっては、
フロスができない所もあります。

と言っても、
やらないより、
やった方がいいです。

根本は、
歯並びを治すことです。

歯並びが悪くて、
フロスがやりにくいと思っていた方は、

歯並びを治すと、
ビックリするほど、
歯の掃除がしやすくなると思います。

歯並びが悪いときは、
フロス・糸ようじ・歯間ブラシのどれも、
やりにくいでしょう。

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フロスのヌルヌル感、キュッキュッ感が分からないとき

ヌルヌル感、
キュッキュッ感が分かる様に、
フロスが上手になりましょう。

フロスを歯間に入れ、
歯に押し付けて、
同じ場所で、
10回くらい上下にこすってみてください。

やっていると、
ヌルヌル感が減り、
キュッキュッという感じがしてきませんか?

もし、分からないときは、
フロスのヌルヌル感、キュッキュッ感とは?
をご覧ください。

そして、
歯医者で衛生士さんに、
フロスの正式なやり方を習いましょう。

フロス・糸ようじをお使いなら、
キュッキュッ感が分かる様になると、
すごく有利です。

残念ながら
歯間ブラシは、
キュッキュッ感は
分かりません。

フロスを始めたばかり

どうして
フロス・糸ようじで血が出るか?

ズバリ、やり始めだからです。

2週間ほどフロス・糸ようじを続けると、
血は出なくなると思います。
ご安心ください。

どうして、
フロス・糸ようじをやり始めた時、
血が出るのでしょう。

今までフロス・糸ようじを
していなかったから、
歯と歯の間にバイ菌が沢山いたため。

歯周病菌のビデオ
歯茎はバイ菌のため、
軽い炎症状態になっていた。

炎症があると、
歯茎に触ると血が出る。

そこで、
フロス・糸ようじが歯茎に当たると、
血が出るという事になります。

フロス・糸ようじをやり始めた頃は、
まだ、
キュッキュッ感は
分からないかもしれません。

あなたに合った
フロス・糸ようじのやり方を、
歯医者さんで、習いましょう。

あなたの
バイ菌の付き具合や、
癖、
歯並びに合わせて、
衛生士さんが教えてくれると思います。

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フロスは、
歯を守るために一番大切と、
私は思っています。

型通りの方法でなく、
あなたに合った方法を
身につけてくださいね。


フロスを一月以上しているが、フロスのヌルヌル感、キュッキュッ感が分からない

この時は、3つの場合があります
接触点を通過させるだけだった
フロスをゆるくしていた
バイ菌が堆積していて取れにくくなっている

接触点を通過させるだけだった

接触点を通過させるだけで
いいと思っていたという、

フロスのやり方の勘違いですね。

今後、
やり方を直していけばいいですよ。

接触点を通過した後、
歯の表面を
フロスでこすりましょう。

バイ菌がついている
ヌルッとした感じと、

きれいになった
キュッキュッという感じが、
分かると思います。

フロスをゆるくしていた

フロスで歯をこする時、
歯に押し付けないと、
バイ菌は取れないんです。

今後は、
フロスで歯をこする時、
もう少し力を入れてみましょう。

バイ菌が堆積して、取れにくくなっている

歯の表面にバイ菌が堆積して、
バイ菌が除去しにくく
なっている事があります。

堆積したバイ菌は、
歯ブラシでこすっても、

なかなか取れないくらい、
硬くなっている
時もある位です。

フロスでも同じで、
なかなか取れない
事があるのです。

一か所、場所を決めて、
しつこくフロスをやっていると
取れたりします。

また、
簡単には取れないので、
歯医者で、
一回きれいにバイ菌を
落としてもらうのもいいでしょう。

歯医者には、
水と粉を吹きつけて、
堆積したバイ菌を落とす
機械があります。

エアフローとか、
ジェットポリッシャーなどと言います。

たいていの歯医者にあります。

 

すると、
キュッキュッ感が、
より早く分かるようになるでしょう。

こうなると、
どの場所の歯にも応用でき、
フロスの達人に近づきます!

フロス_血が出る_砂糖の画像

フロス_血が出る_砂糖の画像

砂糖はやめましょう

ところで、
砂糖はやめましょう。

砂糖を取ると、
バイ菌は急速に増え、
歯の上に堆積していきます。

砂糖を取った後のバイ菌は、
砂糖のない普通の食事てできたバイ菌より、
硬く
取れにくい
というのが、衛生士さんの感想です。

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フロスのヌルヌル感、キュッキュッ感に関係ないとき

歯茎に強く当てすぎている時

正常な歯茎が傷ついて
血が出るのです。

こんな時は、
痛いです。

歯茎にフロスを当てる時は、
痛くない様に、
やさしく当てましょう。

実際、
フロスを歯茎に
強く当てている人もおられます。

歯茎に、
フロスの痕がついているので、
すぐ分かります。

さらに、強くやると、
歯茎が傷ついて血が出るでしょう。

あまり強く当てると、
歯茎が痛いので、
そこまでやる人は少ないでしょう。

フロスのやり方を習いましょう。

デンタルフロスで血だらけ

デンタルフロスで血だらけの時も、
歯茎から血が出ています。

歯肉炎・歯周病の可能性が
高いと思います。

血だらけの時は、
歯茎の炎症が強く、
歯茎の腫れが強く、
壊れやすい毛細血管が多いため、
出血が多く、
血だらけになると思われます。

悪い血を全部出すつもりで
フロス・糸ようじを
継続してみてください。

2週間もすれば、
フロス・糸ようじをした時の出血は
かなり少なくなっているはずです。

そうでなければ、
早急に、
歯医者さんにおかかり下さい。

フロスで歯茎がうずく、じんじんする

歯茎がうずく、じんじんするは、
歯茎が腫れた時が多いでしょう。

歯茎の組織が、
炎症で、
壊れやすくなっています。

そこにデンタルフロスが当たり、
歯茎が壊れると、
痛くなり、
歯茎がうずく、じんじんする事があります。

フロス・糸ようじで
歯茎がうずく、じんじんする時は、

  • 痛みを感じやすいか、
  • 歯茎についた傷で、
  • 歯茎の炎症が進行中のため、

歯茎がうずく、じんじんしていると思われます。

デンタルフロスで血が出る、気持ちいい

血が出る様な炎症のある歯茎は、
ムズムズしていて、
炎症があるという事です。

炎症が進行したり、
組織が破壊されたりしているため、
ムズムズ感や、
うずく感じがあります。

背中をかいた時、
小さなできものがあったりしますよね。

ちょうど、小さなできもののある、
かゆい背中と同じです。

ムズムズとうずく歯茎を触ると、
気持ちがいい感じがします。

デンタルフロスで気持ちいい時は、
その調子で、
フロス・糸ようじを
継続しましょう。

フロスで、出血して臭い

出血そのものが臭いし、
出血と同時に、
歯茎から膿も出ていると、
さらに臭いと思います。

膿は、
歯茎を指で押さえた時、
白いドロッとした液体が、
歯と歯茎の境目から
出てくるので分かります。

こういう時には、
口臭がしていると思われます。

歯間ブラシ フロスで 血が出るとき 何が原因でしょうか?、こんな歯医者で治療したいな アルパーク歯科

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フロスで血が出る_皿拭きの画像

フロスで血が出る_皿拭きの画像


フロスのヌルヌル感、キュッキュッ感とは?

あなたは、
お皿が洗いあがった時、
キュッキュッとしないと
気が済まない方ですか?
気にしない方ですか?

また、
お皿のヌルヌル感は分かりますか?

お皿を洗い始めた時は、
油汚れで、
ヌルッとしますよね。

歯のためには、
キュッキュッ感か、
ヌルヌル感、
どちらかが感じる事ができる。

または、
両方分かると、
すごく有利です。

もし、
お皿のキュッキュッ感が
お好きな方でしたら、

フロスのキュッキュッ感も、
すぐマスターできるでしょう!

お皿のキュッキュッ感は
気にしない方でしたら、

歯だけは、
キュッキュッ感が得られるように、
フロスしましょう。

もしくは、
ヌルヌル感がなくなる様に、
フロスしましょう。

キュッキュッという
感触が得られれば、

バイ菌は落ちているという事で、
フロスは成功です。

あなたの歯の健康や、
口臭に直結する事ですので、
ぜひ、頑張って、
マスターなさってください。

何度かフロスを上下に動かしていると、
キュッキュッという感じが得られます。

こうなれば、
その場所はOKです。

フロスの標準のやり方

フロスを歯と歯の間に当てる

フロスを、
歯茎の方向に押し付けながら、
ノコギリを引く様に動かす。

前歯だと、前後に。

奥歯だと、
左右に動かすと表現するのが近いでしょう。

すると、
歯と歯の間にスポッとブロスが入ります。

フロスが歯と歯の間に入ったら、
掃除する歯は、
2本あります。

前歯でしたら、
左右の2本ですし、

奥歯なら、
前後の2本でしょう。

どちらかの歯にフロスを押し付け、
上下にこすります。

この時、
キュッキュッ感が得られるまで、
上下にこすります。

反対側の歯も同様にやります。

済んだら、フロスを抜き取ります。

歯から取り出す方向に引っ張りながら、
フロスをノコギリの様に動かすと、
スポッとフロスが抜けます。

フロスは歯に良いからしているのに、
フロスに血がついたり、
歯茎から血が出ると心配ですよね。

「フロスをした時、血が出る」対策を、
ヌルヌル感、
キュッキュッ感という、
独自の視点で、分けてみました。

ぜひ、この記事を活用して、
フロスを上手になって、
血が出るのを止めましょう。

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この記事を書いた人亀田浩司

医)アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック 理事長

自由診療専門歴約20年の歯科医。

矯正をして、自分が変わりたいと思っている人のサポートをしたいと思っている。

長崎大学歯学部卒業、広島大学歯学部付属病院をへて、アルパーク歯科開業。
より良い治療のため、自由診療専門に変更し、歯科医5人まで拡大。

その後、個人を大切にする内容に変え、現在、患者数1日2人にしている。

一般的な歯科治療に満足できない患者さんが来院している。

一般歯科の目標 「あなたもできる20年虫歯なし」
矯正歯科の目標 「歯並びも、人生も、良くなる矯正」

0825011117

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