- 調整しましょうと勝手に削られた。
- 冠のかみ合わせが良くないけど我慢するしかなかった。
- かみ合わせの違う冠をいきなり装着された。
- かみ合わせがおかしいので、調整してもらったがよくならない。
- 顎や肩、背中までへん。マウスピースをするしかないと言われた。
上記1のように、かみ合わせの調整などは、気軽に行ってはいけないのです。
2や3。もっと丁寧に治療してあげてください。かわいそうです・・・。
>>住所
広島県広島市西区草津新町
2-26-1 アルパーク東棟8階
>>診療時間
午前9:00~13:00
午後14:00~18:00
(完全予約制)
休診日:不定期金曜日
>>TEL
082-501-1117
【初診の患者様へ】
問診表については、 印刷してご記入の上、 来院の際にお持ちください! (お待ち頂く時間の短縮にもなります)
上記1のように、かみ合わせの調整などは、気軽に行ってはいけないのです。
2や3。もっと丁寧に治療してあげてください。かわいそうです・・・。
いきなり完成品を装着する事はありません。
必ず、仮の歯を作り、かみ合わせが良いか確かめます。
下記のように、歯科医師と患者さん両者が、どこを調整したら良いか意見が一致してから、初めて調整します。
勝手には調整しません。ご安心ください。
一般的にいう「かみ合わせ」は「顎位」と言いますが、「習慣性咬合位」「中心位」「筋肉位」等があります。
噛み合わせが分からなくなった方は、ご自身が長年使っていたはずの「習慣性咬合位」が分からなくなっているのです。
分からなくなった「顎位」を、歯を削って探してはいけません。 トライ&エラーで探す試行錯誤法では、元のかみ合わせの位置を探すのはとても困難で、ご自分で調整しようとしても、ますます迷路に迷い込みます。
これは絶対に避けなければなりません。
当院では、歯科医も患者さんご自身も再現できる、「中心位」を基準にしています。
歯をグッと噛みしめた時、筋肉は下顎を上に引っ張りあげ、顎の関節頭は関節のくぼみに嵌まり込もうとします。この時、関節頭は関節のくぼみに嵌まり込み、歯もぴったり合っていて、関節と歯に均等に力がかかり、力学的に安定した状態になります。
当院基準の顎位とは、この顎位の事をいうのです。
この顎位は、必ず再現できる、安定した位置なのです。
実際、この位置は、よくトレーニングされた歯科医が誘導すると、何度でも再現できます。
決して強制的な位置でない事は、患者さんご自身でも、何度でも再現できる事から分かります。
今までは知らなかっただけなのです。
歯科医でも患者さんでも、「再現できる」「安定している事が分かる」という事がとても大切です。
なぜなら、噛み合わせが「再現できず」「安定しない」から、苦労しているわけですから・・・
そして、この位置に慣れますと、この位置で、歯の均等な接触を邪魔する「当たり」「接触」を、邪魔だと感じられるようになります。
これはご自身ではっきり確かめる事ができますので、とても安心です。
歯科医と患者さん共に、「確かにそうだ」「ここが邪魔だ」「では、ここをこうしよう」と、意見が一致する事が大切ですね。
この過程を経ることが、一番大切なのです。
患者さんご自身が邪魔だと感じるのですから、その邪魔な「当たり」「接触」を、歯科医が調整してあげると、うまくいきます。
歯の調整ですと、邪魔なとがりを「丸める」、邪魔な場所を「へこませる」と、楽になります。
もし、歯が「当たらない」「接触しない」ために、不都合があるのでしたら、”盛り上げ”て、「当たる」「接触する」ように、何らかの方法で、歯を作ってあげましょう。
冠による治療形の悪い冠やブリッジですと、それを除去し、仮の歯を試して
噛み合わせがよければ、その通りの噛み合わせで、完成品を作れば安心です。
Dowson法のほんの一部を、ご紹介しました。
Dowson法は、以上のように安全な噛み合せの治療です。
注).「中心位」という言葉は、歯科医学の進歩と共に歴史的に変遷して来ました。
昔の「最後退位」ではありません。
歯科医によって定義が違っている事があります。ご注意ください。
当院での検査「デンタルドッグ」を行う方には、当院で治療なさった方々の「治療体験談」の冊子を差し上げます。 どうぞご覧ください。
当院のDowson法だけが随一の方法だとは申しません。
他の方法で、噛み合せの治療をなさる先生もおられます。
噛み合わせの具合は、個人によってすべて違います。
噛み合せの治療は、とても難しい事も知っております。
もし当院でよろしければ、お力になります。